ベーシックアイテムを新鮮に変えるロングシャツ
冬から春へのバトン4(板倉直子さんのかしこい衣服計画)
カシミヤタートルを使って暖かさをキープしながら少しずつ春へとシフト。
4回目はロングシャツを取り入れた新鮮な着こなしをご紹介します。
季節のおわりと季節のはじまり。
この時季に店頭で良く耳にするのはズバリ「何を着て良いのかわからない!」という言葉。実は春物を提案したいスタッフも、実際には寒くて何を着るか少し迷っているようです。
以前のおしゃれさんコーディネートでも書きましたが、私は季節は色で取り入れるようにしています。まだ寒さの残る早春にはグレーやブルーの寒色を取り入れ、素材はウールやカシミヤなど暖かな物を、といった具合に。
そして新しい季節に向けて新しいスタイルにもチャレンジ。
今回はベーシックなアイテムにプラスしたいロングシャツをご紹介します。
グレーのタートルにライトグレーのフラノのタックパンツ。
いつものアイテムにストライプのロングシャツを足してみる。
イギリスの学生が持つサッチェルバッグをモチーフに作られた鞄は、ブライドルレザーを使用した「GLENROYAL(グレンロイヤル)」のもの。
ロングシャツを取り入れるときはあくまでマニッシュに、私たちの世代は甘くならないよう辛口に仕上げるのがポイントです。
ライトブルーのストライプ柄のシャツが、グレーのコーディネートに春らしさを添えてくれます。
パンツスタイルとスカートスタイルの中庸な感じが新鮮で、私もこの春取り入れたいアイテムです。
時にはロングシャツを羽織ったり、と、さまざまなバリエーションが生まれますね!
ロングシャツの、ふわっと空気をまとう感じも春らしくて素敵です。
今回は、昨秋手に入れたこのサッチェルバッグに合うよう考えたスタイル。
時には小物からコーディネートを連想するのも楽しいと思います。
さて、明日1/26(金)は“冬から春へのバトン”の最終回。
さらに春を感じるコーディネートをご紹介します。
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カシミヤタートルニット
「Macalastair」
¥48,000+tax
ストライプロングシャツ
「HAVERSACK」
¥24,000+tax
ウールタックパンツ
「HAVERSACK」
¥23,000+tax
サッチェルバッグ
「GLENROYAL」
¥55,000+tax
Profile
板倉直子
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、1月、4月、7月、10月に1週間特集として登場予定。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。