春の訪れを予感させるチェックスカート
冬から春へのバトン5(板倉直子さんのかしこい衣服計画)
カシミヤタートルを使って暖かさをキープしながら少しずつ春へとシフト。
“冬から春へのバトン”最終回は、春らしいビッグギンガムのスカートをご紹介します。
新しい季節の訪れは、いつも野に咲く花が教えてくれます。
今の時季だと日本水仙。冬の寒さの中、凛とした姿と香りから春の訪れを予感させてくれます。
日々の着こなしも、冬物アイテムの中に少しずつ春らしさを取り入れていきたいころ。
春になったらまず着たいと思う柄のひとつはギンガムチェック。いつもより少し大きめのビッグギンガムは、ローゲージニットとの相性も良い柄です。
今回はブラックギンガムのタックギャザースカートをご紹介します。
一歩踏み出してみたくなるような、気持ちを上げてくれるギンガムチェックのスカート。
程良い生地の張りが、スカートのシルエットを綺麗に描きます。
座った時のシルエットも上品なロングスカート。
可愛らしくなりすぎず、様々なシーンで活躍しそうです。
ブラックギンガムのスカートを引き立てるよう、ニットのインには薄手の黒いコットンのテレコタートルを重ねて。
細かいタックとギャザーがウエスト周りのボリュームを抑え、シルエットを美しい三角形に見せてくれます。ウエストは締め付けなくて楽なゴム仕様、さらにドローコードで調節ができます。
春になったら、たまにはパンプスを履いて軽やかな足元に。
そんな時にお勧めなのは、コットンリブのタイツです。
ナイロンとは一味違う、少しカジュアルな足元を演出してくれます。
“冬から春へのバトン”のコーディネートはいかがでしたでしょうか。
これから春に向けて、少しずつ暖かい日があったり寒の戻りがあったりと、温度差が大きくなります。
そんな時は、春物を取り入れたり真冬のコートを着たりと季節をミックスしたコーディネートもまた楽しいもの。
皆さんも、今の時季ならではのおしゃれを楽しんでみてくださいね。
今回のコーディネートがお役に立てたらとても嬉しいです。
次回は4月に登場する予定です。
どうぞお楽しみに!
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カシミヤタートルニット
「Macalastair」
¥48,000+tax
コットンテレコタートル
「NOUVELLES DU PARADIS」
¥3,800+tax
ギンガムタックギャザースカート
「STAMP AND DIARY」
¥17,500+tax
コットンニットリブタイツ
「Sono」
¥2,500+tax
Profile
板倉直子
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、1月、4月、7月、10月に1週間特集として登場予定。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。