草笛光子さんファッションインタビュー「大人になったら、着たい服 2018春夏」予告
この週末は、東京でも気温が20度を超えて、春のような陽気になりました。そろそろ、冬の装いに飽きてくるころ、春のおしゃれが気になるころでもありますね。皆さん、おはようございます。編集人のウメダです。
半期に1度お届けしている「大人になったら、着たい服 2018年春夏」、只今絶賛校了中です。中身の一部をちょっとだけお知らせしますと、今号では女優・草笛光子さんに、着こなしについてのインタビューを行いました。御年84歳! ”大人服”にご登場いただいた諸先輩方のなかでも、最高齢記録です。
数々の映画や舞台、TVドラマに出演し、第一線で活躍しつづけてきた草笛光子さん。84歳の今も筋トレを続け、しなやかな体と鍛え上げた筋肉で美しく立つ……。そんな草笛さんにとって「おしゃれ」とは? 誌面では、私服コーディネートの草笛さんの姿や、愛用の靴や帽子などを掲載しています。そして、実際にお目にかかって目を奪われたのが、白髪の美しいこと! ”大人服”ではこれまでにも、シルバーヘアの美しい女性をたくさん取材してきましたが、御髪のツヤはとても80代には見えません。パーソナルトレーニングで体を鍛えたり、食事に気を付けたり、自分の体を整えることもおしゃれの一部、というお話は「女優さん」という枠組みを超えて、”大人服”の読者の皆さんにも大いに参考になることとと思います。
実は今回の取材が実現したのは、こちらの本がきっかけです。草笛さんのおしゃれをまとめた『草笛光子のクローゼット』。
3月16日にこの本が発売されるという情報をいち早くキャッチして、取材をオファーしたのです。草笛さんの凛とした姿と、ユーモアたっぷりの語り口、84歳の今も現役バリバリでお仕事をする格好いい佇まいに、私自身おおいに励まされた取材でした。インタビューの最後に「今日はお目にかかれて光栄でした」とお伝えすると、さっとこちらに歩み寄ってギュッと私の腕をとってくださった草笛さん。その力強さと華やいだ笑顔が、今も記憶に焼き付いています。
84歳の女優・草笛光子のおしゃれで粋な着こなしを存分に紹介。役作りのため服を買って70年。越路吹雪さんに勧められて買ったコートや、ニナリッチのドレスをリメイクした服などきらびやかな衣装の一方、プチプラ服やジャンクアクセサリーも登場。歳に逆らい、心意気で着こなす姿に元気をもらえる。ファッションにまつわるエッセイも収録。主婦と生活社から3/16発売予定。1600円+税。
『草笛光子のクローゼット』
Profile
草笛光子
1933年生まれ。1950年松竹歌劇団に入団。松竹大船、東宝を経て、数多くの舞台や映画に出演。日本ミュージカル界の草分け的存在で『ラ・マンチャの男』『シカゴ』の日本初演に参加。映画では『犬神家の一族』『沈まぬ太陽』などに出演。1999年に紫綬褒章、2005年に旭日小綬章を受賞。著書に『草笛光子のクローゼット』(主婦と生活社刊)など。主演映画『ばあちゃんロード』が4月に公開を控える。
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