「原点」~おしゃれ暦vol.51弥生
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる、季節のおしゃれエッセイ・第51回目です。いよいよ3月の始まりです! まだまだ三寒四温のくり返しではありますが、心機一転・新たなスタートの春にしたいですね。
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
先日、「はいいろオオカミ+西別府商店」の西別府さんに在店販売していただいた際、彼は白いオリーブを物珍しそうに見ている僕に近寄り、こんな話をしてくれた。
「そのオリーブも原種なんですが、白く見える部分は、油なんです。その花の種は、高熱を与えられないと出てこられないので、その白い油をこすり合わせて、自ら山火事を起こすんです。そして、子孫繁栄をするんです。」
彼が原種にこだわる理由は、そういったところにある。もともと植物が生存してゆくために備わった神秘的な力を持つ原種に、とても魅了されるのだという。
そんな話を聞くと、自身が子供のころ、どんな大人に憧れていたか?
友人とどんな未来を語り合ったか?
今の自分は大丈夫か?
そんなことを考える。
春はそういう季節なのかもしれません。
大切な初めの一歩。
しっかりとした意思をもって、
思い切りよく元気に踏み出せたなら、
どんなに素敵なことか。
季節の花のコサージュが、
シックな装いを晴れやかなものにしてくれる。
式典の装いでは、配慮したいことがいくつかある。
主役はだれか?
式典と色合いはマッチしているか?
卒園卒業より、入園入学のほうが明るくていい。
小物使いに迷ったけど、
入学式は、コサージュもつけて、ネックレスも大胆に。
ニュアンスのある、ジュージェイのアクセサリーは、
こういう時、とても心強い。
派手過ぎず、地味すぎず。
お気に入りを身にまとえば、
きっと自然な笑顔がにじみ出る。
自然なその笑顔が、
水の波紋のように広がればいい。
春がその始まりになればいい。
ジャケット:susuri ボルトインシャツ for annabelle ¥33,000+tax
ワンピース:ミイワンピース for annabelle ¥40,000+tax
シューズ:AUTTAA ¥41,714+tax
カバン:Teha‘amana ¥26,000+tax
アクセサリー:ジュージェイ ¥5,720+tax
生花のコサージュ:西別府商店
※アクセサリーとコサージュは、先日の式典フェアで限定販売したものです。現在は、販売しておりません。
東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩5分
℡045-482-4026
営業時間:11:00~20:00 水曜定休
http://www.f6products.com/
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