デコルテがきれいに見えるダンガリーシャツ
春に着たいシャツ1(板倉直子さんのかしこい衣服計画)
4月のおしゃれさんコーディネートを担当させていただく、島根県松江市でセレクトショップ「Daja」を営む板倉直子です。4月9日(月)から13日(金)まで毎日お伝えいたします。
4月に入り、本格的な春が到来しました。
洗い晒しのシャツに袖を通す、心地良い季節がまた巡って来ましたね。
私のワードローブの中で一番多いのは、何といってもシャツ!
シーズンごとに必ず数枚買い足してしまうほど大好きなアイテムです。
ご紹介するシャツは全て上質な素材と確かな縫製で作られており、ネットに入れて洗濯機で洗え、乾いたらそのままノーアイロンでサッと格好良く着ることができます。
忙しい毎日の暮らしの中で、気軽に着られるシャツがあると日々が軽やかに過ごせると思います。
第1回目は「HAND ROOM(ハンドルーム)」のコットンリネンダンガリーシャツをご紹介します。
カジュアルすぎず女性らしく着ることが出来、かつワークウェアの骨太さも持ち合わせたダンガリーシャツ。
ずっと探していたのですがこれといった一枚が見つからず、「Daja」オリジナルで作ることに。この春メンズブランド「HAND ROOM」で、レディスのコットンリネンダンガリーシャツを作っていただきました。
ダンガリーシャツの綺麗なブルーを活かした、デニムと合わせた全身ブルーのコーディネート。
シャツを作るときに一番こだわったのは、胸元のボタンの間隔。
メンズライクなシャツを着るときいつも、ボタンを1つ開けただけだと胸元の開きが狭く、2つだと深すぎるという悩みがありました。
そこで、ボタン間隔を均一ではなく、デコルテが美しく見える仕様に。
第1ボタンと第2ボタンは1.5倍くらい間隔が開いており、インナーを覗かせたくないときには第1ボタンを開けると丁度良い深さに。
第2ボタンと第3ボタンの間隔はちょっと狭め。タンクトップをチラリと覗かせたい時にはボタンを2個開けて。インを多めに覗かせたいときは、3個目のボタンを開けても格好良く着ることが出来ます。
そして第1ボタンを留めて着ても首回りが苦しくないよう調整されています。
ダンガリーシャツに合わせたのは「RESOLUTE(リゾルト)」の〈712〉モデル。
膝から裾にかけてやや細くなっているテーパードストレートは、他の「RESOLUTE」のデニムよりスッキリとした印象のジーンズです。
テーパードストレートはスッキリと見えながらも腰回りを締め付けない形。
綺麗目コーディネートでデニムを履きたい方にもお勧めしたい一本です。
リネンの白いスカートに替えて、女性らしいコーディネートにチェンジ。
第1ボタンを留め、3連のパールネックレスを着けてみる。
メンズライクな前立てと小ぶりな襟が、より女性らしさを引き立ててくれます。
骨太なダンガリーシャツに、あえて大振りなネックレスの組み合わせ。
このダンガリーシャツは、ジャストサイズからゆったりめにと、着方が自由に楽しめるようXS、S、M、L、XLの5サイズあります。
私は楽に着られるよう、ゆったりとしたLサイズをまず選びました。実はもう一枚、ジャストサイズで着られるSかMが欲しいな、と思っています。
ファッションとしてではなく、道具のように使えるダンガリーシャツ。毎日使うお茶わんやお箸のような感覚で生活に取り入れていただきたいアイテムです。
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ストローハット
「utilite」
¥7,900+tax
コットンリネンダンガリーシャツ
「HAND ROOM」
¥17,000+tax
ジーンズ〈712〉
「RESOLUTE」
¥21,000+tax
ヘリンボーンリネンスカート
「michel beaudouin」
¥21,000+tax
ペイズリー柄バンダナ
「GLARNER TUECHLI」
¥2,400+tax
薄手リブショートソックス
「Pantherella」
¥2,600+tax
アクセサリー、靴(私物)
←その他の「Daja(ダジャ)」板倉直子さんの着こなしはこちらから
Profile
板倉直子
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、1月、4月、7月、10月に1週間特集として登場予定。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。