さりげなく脚細効果! 「avecmoi(アヴェクモワ)」のチノパン
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‟おしゃれの名脇役”に会いに行く!
Special
名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。
そんな“おしゃれの名脇役”にスポットを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしている連載のスペシャル版として、今月は話題の新ブランド「avecmoi(アヴェクモワ)」にクローズアップします。
フランス語で「私と一緒に」という意味の「avecmoi(アヴェクモワ)」。「みなさんのワードローブに加わったときにしっくりとなじみ、新しい着こなしも楽しめる、スパイスのような存在になれればいいなという思いを込めました」と語る、人気スタイリストの佐藤かなさんがプロデュースを手がけているブランドです。
前回ご紹介したシャツワンピースに続き、今回ご紹介するのは、ヘビロテ必至! 大人の女性のためのチノパンです。
※商品の価格は2018年4月現在のもので、表示は税抜きです。
「若いときは何も考えずにはけたけれど、年を重ねるとラフすぎる印象になってしまって。自分で作るなら、“アメカジ感”が強くないものにしたいと、あれこれ考えました」
まず、こだわったのはシルエット。
「女性らしく、そして定番として長くはけるテーパード型にしました」
実際、佐藤さんにはいていただくと……。
前から見ても、
横から見ても、
細すぎず太すぎない、パーフェクトなシルエット! 膝下がスッキリしているので、裾をロールアップしなくても、きれいなラインがキープできます。
「スタンダードなチノパンにしたかったのもあって、ウエストにゴムは入れませんでした。でも、股上を深めにとることで、ラクなはき心地に。トップスを入れた着こなしも、きれいに決まります」
「ウエストのタックを深めにとることで、気になるお腹まわりをカバーできるようにしました」
「もうひとつの大きなこだわりは素材。同じチノクロスでも、たくさんの生地サンプルを並べると質の違いが歴然としていて。最終的には、上品に見えるものを選びました」
この生地が作られているのは、のどかな風景が広がる兵庫県西脇市。播州織をはじめとする繊維産業で名高い地域です。
「佐藤さんから『この生地にしたい』と言われたときは、さすがお目が高い! と思いました。上質な生地だし、チノパンだけ金額が上がっちゃったらどうしようって焦りもしましたけど、どうにか抑えられました」と笑いながら話してくださったのは、フェリシモの藤村圭一郎さん。
「縦糸、横糸ともに、毛羽を内側に入れ込んだコンパクトヤーンという糸を2本撚り上げた40番双糸を使っているので、ほんのりと美しい光沢があるのが特徴。張りのある丈夫な質感はしっかりと打ち込んでいるから。綾目がきれいなカツラギ綾で織り上げた、こだわり満載の生地です」
同じ生地を使ったミモレ丈スカートは、張り感とタックのおかげで立体的なシルエットが生まれ、クラシカルな雰囲気が素敵。
「ボーダーカットソーを合わせてカジュアルに、レースのブラウスできれいめに、と幅広いスタイリングが楽しめます」
撮影に立ち会ったスタッフたちも「こんなのを待っていました!」と感激したチノパン、そしてスカート。皆さんもぜひお試しください。
取材後、佐藤さんがとりかかったのは、次のコレクションの打ち合わせ。
生地メーカーの方々と、素材感や色について入念にチェックしていました。佐藤さんの頭の中は、すでに新作の構想がムクムクとわき上がっているもようです。これからも、乞うご期待!
photo : 花田 梢 text : 三宅桃子
Profile
佐藤かな
明治学院大学フランス文学科卒業。現在は、雑誌や広告などでスタイリストとして活躍中。自身の大人カジュアルスタイルも支持され、私服スナップで誌面に登場するたび反響が高い。人気ブランドとのコラボレーションも多数。「avecmoi(アヴェクモワ)」は自身初のプロデュースブランド。
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