カジュアルに、ひとさじの女らしさを vol.3
カジュアルなスタイルにも、大人のおしゃれの隠し味として、どこかに上品さや、女性らしさを加えたい……。着こなし上手なみなさんに、その、ほんの少しのさじ加減を教えてもらいました。
♯6
ラフなスタイルに、
はおりや小物で味つけを
「ヴラス ブラム」デザイナー
桜間よりこさん
着こなしの基本はマニッシュだという桜間さん。
「靴やバッグ、アンティークレースなどの小物使いで、ボーイッシュになりすぎないようアクセントをつけます。秋冬は、はおりもので変化をつけることも」
ベーシックなレースアップシューズも、光沢のあるレザーや、さりげなく光るラメ使いのものをセレクトしたり、ヴィンテージのバッグでラフなスタイルをランクアップさせたり……。
「ほんの少しのエッセンスで、上品で大人なカジュアルコーディネートに仕上がります」
♯7
ディテールや素材使いに宿る
フェミニンな空気感が鍵
スタイリスト
奥村由美子さん
Tシャツとデニムにスニーカー、そこに手仕事の光る繊細なアクセサリーを。さりげないさじ加減こそ、品のある大人カジュアルに仕上げるコツと語る奥村さん。また、ディテールを大切にしたアイテム選びと、合わせるものとのバランスにも秘訣があるのだとか。
「マニッシュな仕立てでも、その要素で逆に女性らしいラインが引き立つこともありますね」
スポーティな服にあえてドレスアップ気分のスカートを合わせて、フェミニンさとの対比を楽しむのも、奥村さん流。
『大人になったら、着たい服 '15-'16秋冬』より抜粋
photo : 和田直美 text : 坂本祥子
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