時代を超えたコラボ靴〝スポックシューズ”
~SALON adam et ropéより vol.2~
今日のひとしなは、東京・浅草の老舗トラッドシューズメーカー「HARUTA(ハルタ)」と「 SALON adam et ropé (サロン アダム エ ロペ)」とのコラボシューズ、“スポックシューズ”です。
「HARUTA」と言えば、まずは学生時代に履いたローファーを思い出す方も多いのではないでしょうか。
本日は「HARUTA」の歴史を交えながら、今日のひとしなをご紹介したいと思います。
「HARUTA」は1917年(大正6年)東京都荒川区南千住にハルタ製靴店を開業し、製造販売をスタート。1948年(昭和23年)現在の企業前進であるハルタ製靴株式会社を設立し、子供靴の生産を開始しました。
1955年(昭和30年)、今回のコラボアイテムの原型となる“ハルタ スポックシューズ”を発表し、現代まで60年以上製作され続けています。
この靴は別名“ドクターシューズ”とも言い、本来お医者様が院内で履く室内履きを目的として作られたものです。サンダルのように楽に履け、「スポっとはける、スポっとぬげる」ことから、“スポックシューズ”と名付けられました。その時代ごとのライフスタイルの変化に合わせてアップデートされながら、現在も「HARUTA」の定番として人気のシューズです。
また、翌年の1956年(昭和31年)に婦人靴のコインローファーを発表。当時のクラシカルな画像がこちらです。
「初めて履いたトラッドシューズ」として、思い出深い方もいらっしゃるのでは。「HARUTA」の代名詞とも言われるローファーですが、実はスポックシューズの翌年に発表されたものだったのですね。こうして、“スポックシューズ”と“ローファー”の二本柱が「HARUTA」の創業期を支えました。
実は「SALON」では、三年前に「カジュアルでもきれい目なスタイリングにもマッチする、オリジナルのシューズを作りたい」という思いで、歴史のあるブランドとコラボレーションをしたいと、「HARUTA」の展示会へ伺わせていただきました。そこで出会ったのが、この”スポックシューズ“。ローファーの印象が強い「HARUTA」がこんなシューズを作っているとは、スタッフも知りませんでした。気楽に履けて、「HARUTA」ならではのクラシックでありながらも抜け感があるシューズ。あまりの素敵さに一目ぼれ!
男女問わず時代を越えて愛され続けられる、洗練されたシンプルなデザイン。「思い描いていた『SALON』の代表シューズとしてのイメージにぴったり!」と感じ、コラボレーションに至りました。
こうして、時代は変わって2016年(平成28年)、最初の“スポックシューズ”発表から実に60年以上の時を経て、オリジナルのスポックシューズを忠実に再現した「SALON 」とのコラボレーションが実現したのです。
オリジナルの“スポックシューズ”の特徴である、可稼動のVカットを再現したレディースサイズの別注は「SALON」でしか手に入りません。
カラーはベーシックなブラックと足元のポイントになるホワイトの2色展開です。
60年もの間、長きに渡って愛され続けた「HARUTA」の“スポックシューズ”と「SALON」とのスペシャルなコラボレーションアイテムになりました。
text: 岡田
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