「ドキドキしながら秋をまとう」~おしゃれ暦vol.61葉月
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる、季節のおしゃれエッセイ・第61回目です。8月も中盤に差し掛かっても一向に暑さが和らがない毎日にちょっと疲れ気味だけれど、お盆をすぎれば(期待を込めて)もうすぐ秋。ファッション業界では、この時季の「夏物だけれど、色は秋色」の洋服たちを“晩夏もの”といいます。これまで着ていた夏服に、少しずつ少しずつ取り入れて、秋を楽しみに待ちましょう。
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
花火大会で言うと、終盤。
最も盛り上がりながらも、寂しさを感じる。
大きな間を感じ、周囲がざわつく。
「終わったか?」
ドキドキしながら次を待つ。
秋のスカートにボーダーTシャツをタックイン。
夏の終わりをより良いものにするために、
秋が少し手を差し伸べた。
真白の秋スカートに、久しぶりに靴下。
秋の服に、どうも素足は似合わない。
とはいえ、まだまだうだるほど暑い。
夏物秋色を取り入れよう。
藍染の日傘は、秋色をいい塩梅に引き立てる。
秋色の夏のワンピースは、
麻素材で涼しいこと間違いなし。
日傘も差せば、鬼に金棒。
引き続き、ぜひ日陰を持ち運びたい。
秋のパンツにごく薄手の春のシャツ。
袖まくりで羽織いらず。
コットンにシルク混じりの薄手のシャツは、
春夏、初秋と大活躍。
無理なく秋を感じさせる。
洗濯ラベルを切ったほうが良いほどの透け感と長袖は、
夏に秋服と合わせるのにちょうどいい。
ドキドキしながら次を待つ。
ドキドキしながら秋をまとう。
今はそういう季節。
スカート:ゴーシュ ¥25,000+tax
ボーダーTシャツ:シャルパンティエ・ドゥ・ヴェッソ ¥6,500+tax
籠バッグ:MUUN ¥18,500+tax
帽子:sashiki ¥20,000+tax
ワンピース:Honete for Annabelle 姉妹伴カラー ¥30,000+tax
日傘:傳(tutaee)¥19,000+tax
パンツ:FIRMUM ¥17,500+tax
ブラウス:Soil ¥15,000+tax
バッグ:テハマナ ¥18,000+tax
くつ:DELMONACO 私物
東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩5分
℡045-482-4026
営業時間:11:00~20:00 水曜定休
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