短いからこそ、女らしい 大人のショートカット vol.1

大人になったら、着たい服
2016.04.05

髪は顔の一部です。だからでしょうか、おしゃれな人は、服装以上に“私らしい”髪型をしているもの。ショートカットが素敵な大人の女性に話を聞きました。

 

♯1

唐澤明日香さん

「アトリエペネロープ」オーナー・デザイナー

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襟足はギリギリまで短くすっきりと、トップは段をつけずに後頭部に厚みを出すスタイルが定番です。春から秋は襟のあいた服に合わせて全体にやや長めに、冬はタートルネックのセーターに合わせて、短く。すると首がキュッとしてメリハリが出るでしょ? 30代のころ、サイドやバックを短く刈り込むベリーショートにしたこともあるんですが、髪が強いので外国の女優さんのようなやわらかさが出ないんです。そんな経験を経て、今のスタイルにたどり着きました。このショートボブは、センターパーツにしたり、耳にかけたりと自分で変化をつけられるのもお気に入り。アレンジを変えるだけで、カットしないのに「髪、切ったの?」って聞かれたりするんです。

 

♯2

石川ゆみさん        

布小物作家

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4年前、20年ぶりぐらいにショートカットにしました。顔に髪がかかるのが苦手なんです。だから長く伸ばしていたときも、束ねて顔まわりはすっきり。そのせいか、一気にショートになっても違和感はありませんでした。若いころ、自分が40代、50代になったらどんな服を着ているんだろう……って想像しましたが、結局、今も同じような服を着ているんですよね。いまだにコットンシャツやチノパンだし、ハイヒールは一度も履いたことがありません。髪型も同じで、世間でゆるゆる、ふわふわのスタイルが流行しても、私には似合わない。これからも潔く顔を出す、カッチリめのスタイルを続けていくのだと思います。

 

『大人になったら、着たい服 '15-'16秋冬』より抜粋
photo : 和田直美 

 

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