タートルネックニットがオバサンくさくなってない? Vol.1 ルノンキュル 木村牧子

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2018.12.24

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 またまた年齢の話で恐縮ですが、年とともに似合わなくなりがちなアイテムのひとつであるタートルニットのお話です。若い頃は知的でカッコよく着こなせたアイテムが、なぜかただの寒がりさんにしか見えなく、もっさりする。

 

 年とともに着こなしにくくなる原因は、

・顔の輪郭

・肩と背中の丸み

・バストの位置

主にこの3つの変化です。

 

顔の輪郭

 一般的に丸顔や顔の大きい人はタートルネックが苦手と言われています。詰まった衿によって顔の丸さが強調されて大きく見えるからです。同様に、加齢に伴って顔や顎のむくみやたるみが目立ってくると、「顎が乗っかった」状態になって余計に顔が大きくなったように感じます。

 

 顎の際までタートルがあるとそうなりますから、折返しで短くしたり、ハイネックやボトルネックなど、立ち上がりの低いものを選んで、顎から少し離してあげましょう。ただし、首の途中で終わる衿は首が中断されて短く見えるので、首の短い人や肩幅の広い人は要注意です。

首にピタッとしないオフタートルが輪郭や肩幅を選ばない万人向けです。大きめの衿には小顔効果もありますしね。

 

収縮色である濃い色や寒色には着痩せ効果はありますが、体が収縮色の分、真上にある肌色の顔は対比で大きく見えるという悩ましいことになります。ピッタリした黒のタートルなんかは、マッチ棒状態になります。顔の大きさや輪郭が気になる人は、タートルネックに関しては、自分のパーソナルカラーの中から濃さや色みが顔色と対比の少ない色を選ぶことがポイントです。

 Vol.2に続く

こちらもどうぞご参考に

「サイコーにカッコよくてチョーダサいタートルネックの謎」http://urx3.nu/NMbg

 

 

Profile

木村牧子

KIMURA MAKIKO

「ルノンキュル」主催。関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。http://www.renoncule.net

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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