季節の変わり目に重宝する「ハバーサック」のワンピース
【冬から春へとつなぐ服①】
島根県松江市でセレクトショップ「Daja」を営む板倉直子です。
今年もWebマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」<おしゃれさんコーディネート>を担当させていただくことになりました。
春夏秋冬、季節ごとのおしゃれをご紹介していきますね。
2月の連載では【冬から春へとつなぐ服】をテーマに、春を予感させる青色を取り入れ、冬から春へと変化する着こなし方をお伝えします。
2月4日(月)から8日(金)まで5日間、どうぞお付き合いください。
2月になると寒さの合間に、急に春のような暖かな日差しを感じる日もありますね。
この時季は、道端に咲いている日本水仙の黄色が春を感じさせてくれます。
部屋にも水仙を飾り、寒い日でも春の気分を楽しみます。
昔の時代のフランスのワークワンピースをお手本にして作られた「ハバーサック」のインディゴ染めのワンピースは、首元にたっぷり取ってあるギャザーと、ゆったりとした袖が特徴。
動きやすいだけでなくインに着るものによって温度調節し易く、この時季に重宝します。
少し暖かい日には、タートルではなくクルーネックカットソーを合わせて、ボトムにはカーゴパンツを穿きカジュアルに仕上げてみました。
袖の太さがとても新鮮。
ロールアップしたときの表情が美しく決まります。
普段着に最適な、動きやすくゆったりとしたワンピース。でも沢山並んでいる胸元のボタンのおかげでスッキリとした印象に。
コットンリネンのサラリとした素材感も心地よく着ることができます。
インディゴ染めは、水にくぐらせる度に少しずつ育っていくのも愛着が湧くポイント。
水洗いできるお手入れのしやすさから、私は休日服として愛用していますが、仕事にも、出張にも着て行けるワンピースです。
暖かい日のインに選んだのは、メリノウールを使用したクルーネックカットソー。
デンマークのインナーブランド「ヨハ」のカットソーは、優しい暖かさを感じながらも通気性が良いため、蒸れることなくサラリとした風合いで、真冬だけではなく春先の防寒にも重宝します。
もともとはベビー服としてスタートしたブランドなので、心地よさは格別です。
そしてロールアップした袖口から覗いてもおしゃれにまとまります。
寒の戻った寒い日には、こんな着こなしも。
ウールのタートルネックニットにやや厚手のウール混のタイツを合わせて。
タートルのインにはやはり「ヨハ」のメリノウールカットソーを重ねています。
共布のベルトを結ぶと、また違う雰囲気で着こなすことができます。
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インディゴ フレンチワークワンピース
「HAVERSACK」
¥28,000+tax
<春バージョン>
メリノウール クルーネックカットソー
「joha」
¥6,900+tax
カーゴパンツ
「TICCA」
¥26,000+tax
ローファー
「G.H.BASS」
¥20,000+tax
<冬バージョン>
リブタートルニット
「Sono」
¥17,000+tax
タイツ
「mp Denmark」
¥5,400+tax
靴 私物
Profile
板倉直子
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、2月、4月、8月、10月に1週間特集として登場予定。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。