気分は春でも外は冬!そんな時に便利な【春トレンチ】
【冬から春へとつなぐ服⑤】
島根県松江市でセレクトショップ「Daja」を営む板倉直子です。
【冬から春へとつなぐ服】最終回の5回目はネイビーのカーディガンと春のトレンチコートをご紹介します。
季節はいつも花が教えてくれます。
2月にはムスカリの球根から花芽が伸び、可愛らしいブルーが覗きます。
「モデール パーティキュリエール アーメン」のトレンチコートは薄手のコットン素材。
春になったら着たい、シャツのような軽い着心地のコートです。
洗いをかけてラフに仕上げてあるのが、かえって大人っぽく感じられるコートです。
薄手のコートには、ローゲージのカーディガンでバランスをとって。
クロップド丈のサルエルチノで、足元を軽快に。
ムスカリのチェックは毎朝必ず!
明るい光が差し込むと一日でグンと伸びるので、外は寒くても春はもうそこまで来ていると感じることができます。
春先の着こなしのポイントは、「コートを軽く、ニットを厚く」もしくは「コートを重く、ニットを薄く」のどちらかにするようにしています。
全部軽いと心もとないし、素材も色目も重いと冬を引きずっている感じがします。
春には軽やかなコートを手に入れてさっそうとお出かけしたいものですね。
日差しが明るくなると、縮こまっていた体も自然に伸びてきます。
春になったら長めの散歩や筋トレをしたいなと、体を動かす計画を立てています。
コンパクトなローゲージカーディガンは、ジャケット代わりとしてもこの時季重宝します。
ボトムは新型のクロップドサルエルトラウザー、新しいシルエットを取り入れてみました。
カーディガンに変化をつけたい時には、シルクのスカーフを首元に小さく結んで。
マットな風合いのニットとシルクの光沢感、お互いの魅力を引き立てあう組み合わせです。
暖かくなったらカーディガンの代わりに白のハイネックシャツを合わせて。
インの色が変わるだけで同じコーディネートなのにがらりと雰囲気が変わります。
毎年春になったら思うのですが、シャツを着ると首元が寒いということ!
シャツのボタンを開けて着ることが好きな私としては、そこが悩みどころです。
かといって、ウールのタートルネックを春先まで着るのもためらわれます。
そこで手にしたのは「ハバーサック」のハイネックのプルオーバーシャツ。
春の首寒問題が解決して、この春はコーディネートにたくさん登場しそうです。
白シャツと紺カーディガンの組み合わせも、ハイネックシャツだと新鮮に感じます。
2月は気温に応じて冬物と春物を組み合わせて、お洒落を楽しみましょう。
今週は2月4日(月)から8日(金)まで5日間連続で【冬から春へとつなぐ服】をテーマにお伝えしてきました。
2月は気分は春でも、外に出ると思ったより風は冷たくて、何を着て良いのか迷いますよね。
そんな時に工夫している私の着方のコツをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
次回は春満開の4月に〈おしゃれさんコーディネート〉でお会いしましょう。
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トレンチコート
「Modele Particulier ARMEN」
¥49,000+tax
ブリティッシュローゲージカーディガン
「HAND ROOM WOMEN’S」
¥36,000+tax
ハイネックプルオーバーシャツ
「HAVERSACK」
¥16,000+tax
クロップド サルエルトラウザー
「Tailor The Dress」
¥24,000+tax
シルクスカーフ
「manipuri」
¥8,800+tax
ソックス、靴:私物
Profile
板倉直子
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、2月、4月、8月、10月に1週間特集として登場予定。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。