板倉直子さんのデイリースタイル【5月編】 #1　ガウチョパンツを自分仕様で

『大人になったら、着たい服』で人気の板倉直子さん（セレクトショップ「ダジャ」ディレクター）の日々のおしゃれをご紹介するマンスリー連載。【5月編】第１回は、昨年から引き続き人気の“ガウチョパンツ”のコーディネートをお届けします。流行アイテムの取り入れ方にも、板倉さんらしさが表れていましたよ。

昨年から引き続き人気のガウチョパンツ。足さばきがよく、ほどよく体型をカバーしてくれる頼もしいアイテムですが、流行しているぶん、いろいろなタイプが出回っているので、自分なりの着こなし方をしたいもの。『大人になったら、着たい服 2016春夏』号でもご紹介した、「ミッシェル・ボードアン」のガウチョパンツはコットンリネン素材。イタリアリネンのボタンダウンシャツに、グレーのベストと黒ソックス＆靴を合わせました。白・グレー・黒の辛口の色合わせが、私らしいかな、と思って。

こちらは、上の写真の白いパンツの色違い、丈違い。マキシ丈になると、同じガウチョでも随分イメージが変わります。この日は少し肌寒かったので、リネンのバンドカラーシャツのインに薄手の白いロンTを重ねています。太いパンツに華奢な靴を合わせて、足元に軽さを出しました。リネンのパンツにハラコ素材の靴。素材をミックスすることで、おしゃれに奥行が生まれるように思うのですが、いかがでしょうか？

同じパンツを別の日に。青のバンダナ、シャツ、マキシガウチョのワントーンコーディネートです。イメージソースはフェルメール(笑)。毎日のコーディネートを考えるとき、こんな風に色や絵画、映画などからヒントを得ることもあります。

板倉さん流のガウチョパンツの着こなし、いかがでしたか？ 流行のアイテムこそ、自分らしく。大人ならではのおしゃれの楽しみ方ですね。次回は、板倉さんがこの春夏で気になっている<色>についてご紹介します。お楽しみに !