一枚でサマになる大人のトップス

特集『頑張らないおしゃれ』
2019.05.21

”おしゃれさんコーディネート”の連載でも人気の「Daja」板倉直子さんの新刊『頑張らないおしゃれ』、お陰様で好評で各地の書店さんからフェアのお話をいただいております。6月1日(土)には、東京・代官山蔦屋書店さんでのトークショーも決定しました! 
そこで今週の特集は、この『頑張らないおしゃれ』の中から、”大人のおしゃれ”にまつわるお話を5日間にわたってご紹介します。第2回はこれからの季節に気になるトップスの話題です。

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若いころのように、普通のTシャツを一枚で堂々と着ることが少なくなってきました。カジュアルすぎるアイテムと自分の年齢がつり合わなくなってきたのかもしれません。あれこれ重ね着するよりも、一枚でサマになる。そんな大人のトップスは、「ほんのちょっと」の差にこだわって選びます。


●クラシカルな開襟シャツは夏のトップスの定番に


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「長めの半袖のオープンカラーシャツを」とお願いしてでき上がったのが、映画『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンが着ていたような開襟シャツ。「スティアンコル」のもの。


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背中のインボックスプリーツは50年代のアメリカのシャツのディテール。長めの袖をロールアップしても。

 

●深いVネックが似合うのは50代になってから


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「シーサー」のVネックカットソーは薄手なので、あえてオーバーサイズで購入。袖が長めで二の腕も気にならない。若いときには、Vがあきすぎると生々しい感じがするが、歳を重ねて落ち着いてきたからこそ、逆に胸ギリギリまでの深いあきが着られるように。カーゴパンツを合わせてもちょっと大人っぽく着こなせる。


●若いときとはひと味違うボートネックを選ぶ

ボートネックなら、首の左右の脇が鋭角になっていると、シャープでモダンに見えます。若さの盛りを過ぎた年齢だからこそ、Vネックは、ぐんと深めが似合うようになります。「今」の自分をきれいに見せてくれるディテールを知ることが大切です。

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「オードリー・ヘップバーンが着ていたボートネックを観察してみたら、首の両脇が鋭角なことに気づいたんです」。カットソーがシャープな印象になり大人っぽく着られる。

 

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袖にスリットが入っているのでロールアップがしやすく、所作がきれいに見える。「ハンドルームウィメンズ」のもの。

 

photo:岡田久仁子 text:一田憲子

『頑張らないおしゃれ』より抜粋

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Profile

板倉直子

Naoko Itakura

島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『頑張らないおしゃれ』『大人のための かしこい衣服計画』(ともに主婦と生活社)。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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