60歳を過ぎて若いころに買った服をもう一度着てみたくなりました 西村洋子さん 主婦

大人になったら、着たい服
2019.07.22

私の武器は「鈍感力」。
悲しいことにとらわれすぎず
自分を楽しませる
ひとり遊びが得意なんです

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ボーダー柄のワンピースは、なんと45年前、西村さんが18歳のときに買ったもの、と聞いて驚きました。

新潟県出身の西村さん。編み物関連の仕事をしていたお母さまの影響か、幼いころからバービー人形の洋服を作って遊んでいたそうです。高校生になると、友人に洋裁を教えてもらい、本格的に洋服を作るように。

あのワンピースはバスからショーウィンドウに飾られていたのを見つけて、買いに走ったそうです。買い求めて着て出かけるとその友人に「私もそれ欲しかったのに〜」と同じものをチェックしていたと聞いてびっくり!

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その後23歳でご主人の両親の反対を押し切って結婚、29歳で上京。同居だったので、気苦労が知られます。さらに、娘さんが病を抱え、病院通いの日々が続きました。そんなとき、気分転換ができたのがおしゃれ。東京に来てから知ったのは、「ドリス ヴァン ノッテン」や「ポールハーデン」など。それを自分が作った服と組み合わせて着こなすのが楽しい! ある日街を歩いているとまだ話したことのないママ友から話しかけられました。「その洋服、どこのですか?」。その縁で、彼女とは親友になり、長くおつきあいが続きました。

ところが、今度は53歳という若さでご主人が他界。西村さんは義父母の家にそのまま残ることを決意します。

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その後、ご自身が作った洋服を娘さんがインターネットのオークションサイトにアップして販売を始めるとこれが大人気に。娘さんの結婚を機に終了したそう。

次々と悲しいこと、つらいことが起こっても、また立ち上がれたのはどうしてですか? と聞いてみました。すると……。

「私が持っているもので、いちばんすごいと思うのは『鈍感力』です。両親が働いていたこともあり、昔からひとり遊びが好きでした。だから自然に、どんなことも自分の中で解決できるように。おしゃれも、私にとってひとり遊びなのかもしれません」

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水玉やレースなど、ちょっと甘めのディテールにデニムやブーツなどハードなものを組み合わせるのが好きという西村さん。自在におしゃれを楽しむ姿に、しなやかな強さが感じられました。

photo:回里純子 text:一田憲子

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Profile

西村洋子

Yoko Nishimura

1955年生まれ。結婚を機に上京。夫の実家の歯科医院を手伝う。6年前に、洋服やアクセサリーを作り、娘さんと一緒にネットで販売。好評を博す。3 年間で終了。今はガーデニングなど趣味の時間を大切に過ごしている。

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