大人のおしゃれアーカイブ 岡本敬子さん 服飾ディレクター vol.2

大人になったら、着たい服
2019.07.25

スタイリストを経て、アパレルブランドのプレスに。9年前には、ご自身のブランド「KO」を立ち上げた岡本さん。インスタグラムにほぼ毎日アップされる日々の装いからは洋服を着ること、組み合わせること、小物を足し算すること、そのすべてを心から楽しんでいるワクワク感があふれ出しているよう。そんな岡本さんに、おしゃれのルールって何ですか? とうかがってみました。



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そんな岡本さんの日常に大きな変化があったのは、20代後半のこと。なんとご主人が、突然鎌倉に家を借りてきてしまったそう! 海まで徒歩3分という家に引っ越し、それを機に仕事も辞めてちょっとひと休み。

「『ドーサ』など、シルクや麻など肌に気持ちがいいものを身につけるようになりました。ライフスタイルもファッションもガラリと変わった、転機の年になりましたね」

でも、Tシャツに短パンというスタイルにはならなかったのが岡本さんらしいところ。

「ヨーロッパで〝かぶれた〞ものが、どこかに残っていたんでしょうね。常に新しいスタイルへと更新はしても、袖を通したもののエスプリは体のどこかに残っている。それがおしゃれのおもしろさかな」と語ります。

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こうして6年間ほど暮らしたあと、「そろそろ働きたいな」と仕事を再開。40代の後半でフリーランスのPRとして独立しました。

さらに、ご主人から「そんなにモノが好きなら、そろそろ自分で作って自分でPRしてみたら?」とアドバイスを受け、ご自身のブランド「KO」を立ち上げました。その他、オーガニックコットンウェアのブランド「ナナデェコール」で「KOライン」をプロデュースしたり、好きなものを集めたお店「Pili」では、ディレクターを務めたり。昨年には、ご自身のワードローブを公開した著書『好きな服を自由に着る』も上梓。

仕事も旅も、どこに住むかも、そしておしゃれも、やってきた波にひょいと飛び乗る……。どうやらそれが岡本さんの人生の歩み方のよう。

「昔から自分の前にやってきたチャンスに対しては『これは無理です』といったことはないんです。『じゃあ、やってみようか』となんでも引き受けてみる。思ってもみないことが始まったほうが、人生楽しいですから」

おしゃれも同じです。直感で「これ素敵!」と思えば、着てみる!

「新しいものも、いいと思えば積極的にスタイリングに取り入れていきたいですね」と楽しそう。

間口を広く開けて、なんでも取り入れてみる。手を加え、工夫し、時間をかけて着こなす。そして古くなったものは潔く手放す。キラキラと輝く「自分らしさ」という個性は、そんな風通しのよさから生まれるのだと教えていただきました。


photo:和田直美 text:一田憲子

 

どこの洋服? など、もっと詳しい内容は、ただいま発売中の
『大人になったら、着たい服 2019春夏』でご紹介しています。
ご覧になってみてくださいね。

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→その他の『大人になったら、着たい服』の記事はこちら

Profile

岡本敬子

Keiko Okamoto

文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後アパレル会社のPR部門へ。独立し、アタッシェ・ ド・プレスとして複数のブランドを担当。2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げる。現在はオーガニックコットンブランド「ナナデェコール」にて「KOライン」を、東京・千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。著書に『好きな服を自由に着る』(光文社)。

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