『明日は晴れる。』おしゃれ暦vol.9~水無月
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる、季節のおしゃれエッセイ、第9回目です。いよいよ梅雨。暑い、肌寒いといった朝晩の寒暖差のほかに“雨”が加わる悩ましい季節ではありますが……。
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
あるところでは、「少し変わった服装の方ね。」
あるところでは、「すごくおしゃれな人。」
全く同じ服装でも、見る人によって評価が変わる。
いずれにせよ、何か言いたくなるということか。
きっと個性とは、そういうものなのだろう。
少し口を出したくなる程度の大人服が好きなのです。
革のハンドバッグも、持ち手を長くして持ってみると、
なにかいつもと趣が違って、それはそれでいい。
今日の服装にはこの方がいい。
個性はもちろん大切にしたいけど、
快適であることも同じくらい重要だ。
この町もついに梅雨入りしたのだから。
梅雨は気温があまり上がらない。
梅雨は冷房をつらく感じることが多い。
梅雨は気温が上がるとじめじめする。
梅雨は雨がたくさん降る。
雨が降ると極端に気温が下がる。
「梅雨が大好き!」という人は一般的ではないが、
前向きに考えると、こうも言える。
雨が降ったら長靴を履いて傘をさす。
普段、あまり着ないウィンドブレーカーが活躍する。
雨が降りそうな時、いつもの革靴をやめてスニーカーに履き替える。
カバンに雨具と折り畳み傘を入れたいから、いつもより大きめなカバンを使う。
カラッと晴れたら半袖を元気に着る。
サングラスもかけるし、麦わら帽子もかぶる。
冷房除けに大判ストールをかごバッグに忍ばせる。
そんな日はサンダルがいい。
そう、梅雨は春夏シーズンで最も様々なアイテムが登場する。
だから憂鬱になる必要などないのだ。
天気予報に耳を傾けて、
「明日は何を登場させようか?」
そう考えるのも楽しみの一つ。
「明日は晴れる。」
冷房、日よけにサラサラな長袖のリネンのはおりもの。
汗をかいても心地よさそうなサラサラなコットンキャミソール。
少しじとじとしても快適なコットンバンブーのサラサラなズボン。
「明日は晴れる。」
考えた結果、サラサラを3つ着ることにした。
ロングシャツ:evam eva \20,000+tax
キャミソール:soil ¥4,000+tax
パンツ:FACTORY ¥17,000+tax
バッグ:teha’amana ¥26,000+tax
シューズ:R.U. jill ¥39,000+tax
水晶ブレスレット:yasuhide ono ¥26,000+tax
ネックレス:d’antan ¥13,000+tax(秋に入荷予定)
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