変わっていく私、変わらない私 Vol.2 ルノンキュル 木村牧子さん

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2019.12.18

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スタイリング中に、感極まって泣いてしまう方もいらっしゃいます。たかが服やヘアメイクでも、その人の本質や生き方と深く関わっているんだなぁ、と実感する場面です。

 

似合う服を着るということは

  • 自分の個性を知る
  • 自分の個性を受け入れる
  • 自分の個性を表に出す

この3つの工程が必要になります。

何を着たらいいかわからなくて私のところにスタイリング相談に来られる人は、この3つのどれか、あるいはいくつか、あるいは全部ができていない人です。

私がお手伝いをしながらこの3工程を踏んでいくうちに、今までこれらをしてこなかったこと、自分が自分に堂々と目を向けてこなかったことに気づき、後悔や悲しさから涙してしまう、そういう姿を何度も目にしています。

例えばもし、親が子どもの能力や長所に気づかず、したいことをさせてあげないとしたら、どうですか? 子どもは不満と自信のなさを抱えたまま大人になるでしょう。親が自分の子育ての間違いに気づいたときには、きっと後悔や愛おしさでいっぱいになって、子どもを抱きしめたくなるはず。それと同じような気持ちですね。

 

流行や周囲に惑わされたり、他人が羨ましくて仕方なかったり、自分の老化と着るものの変化に戸惑ったりするのは、この3工程を経ていないから。軸がないから揺らぐのです。

ちゃんと認められて愛された子どもが自立するように、軸がしっかり揺らがなくなったときに、変わることも変わらないことも、自分で決めて実行できます。望みがやみくもではなく、本質になれば、好きな方を選べます。

 

新しい年にむけて、まず、自分を我が子のようにしっかり見つめてみてくださいね。「どんなおしゃれがしたいか」「どんな自分でいたいか」自然と湧いてくるはずです。

みなさんも、私も、たくさんの人やモノと出会って、お別れをして、いろいろ変わっていくでしょう。思いがけない幸福も不幸も訪れるでしょう。もしかしたら、揺るがないと思っている自分の軸さえも、案外あっけなく変わってしまうのかもしれません。

踏ん張るときも、流れに身を任せるときも、朝選んだ服たちが自分らしさを表現してくれ、自分をご機嫌にしてくれ、人と繋げてくれる存在でありますように。

Profile

木村牧子

KIMURA MAKIKO

関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、マナー指導の技術を習得、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。

http://www.renoncule.net

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