コットンシャツとリネンのはおりに季節ごとのインナーやボトムをプラス ― 女優・モデル山 葉子さん
色も形もベーシックなものを軸に、素材や小物使いで季節感を取り入れながら一年を過ごすという山さん。年間のワードローブの中で特に頼れる存在は、コットンシャツだと言います。
「一枚でさまになるので、スタンダードなボタンダウンから、ノーカラー、ボウタイシャツまで、ちょっとずつテイストの違うものを備えておいて、真夏以外の3シーズンを着まわします」
また、リネンのはおりものも欠かせないアイテムのひとつ。夏は冷房&紫外線対策に、寒暖差のある春と秋は重ね着にと、温度調節に重宝するのはもちろん、リネンならではの風合いで表情がつくのも魅力なのだとか。
白のロングシャツと黒いパンツの潔いモノトーンコーディネートも、ボトムに光沢のあるベロア素材を選ぶことで着こなしに奥行きが。風に冷たさの残る春先も下半身が暖かいと安心。カジュアルにキャンバススニーカーを合わせたら、軽やかなメッシュのバッグを加えて抜け感を出して。
丸襟シャツにコットンのニットベストをオン。同素材でも、ニュアンスの違う白同士の重ね技が新鮮。水玉のギャザースカートを合わせて女性らしく。
ダークカラーのワントーンコーディネートは、やわらかい素材をインナーにすることで、春らしい軽快な着こなしに。フロントに細かなフリルが施されたシフォンカットソーなら、ワークコート風のはおりにほどよい女性らしさを添えてくれる。かごバッグでちょっとはずして。
チュニック丈のワンピにボリューミーなローブコートを重ねたスタイルは、細身のパンツですっきりと。サラリとかけたストールをポイントに。
photo:大森忠明 text:坂本祥子
『ナチュリラ 2020 春号 vol.49』より
Profile
山 葉子
10代で雑誌『mc Sister』の専属モデルとしてデビュー。現在は、モデル業はもちろん、女優としても活躍。プライベートでは1児のママ。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。