素敵な器を使った朝ごはんコラム、10月担当は「器とアンティークのお店」小池かなめさん

器店主の朝ごはん
2020.10.03

はじめまして。
東京・四谷にある「器とアンティークのお店」店主の小池かなめと申します。
10月のコラムを担当させていただきます。

不安です。
これまでのコラムを改めて拝見すればするほど不安です。
特別おしゃれな食卓ではないですし、1歳のこどもがいてバタバタぎゃーぎゃーな毎日です。
が、同じようなご家庭も多いはず!ちょっとした器の変化で食卓を楽しむヒントのかけらくらいを感じていただけたらと思います。

まずはお店とお店のある街の紹介を。

「器とアンティークのお店」は2019年6月にオープンしました。まだまだ出来立てのお店です。
こどもがおなかにいる間に準備したのは大変でしたが、今となってはいい思い出です。

そのまま!な店名はわかりやすさを重視してつけたものです。
私自身、おしゃれな店名が覚えられなくて。。しかもなんのお店かわからないことが多々あり(カフェ?美容室?なに屋さん?ってなります)こうなりました。
お店のコンセプトは「ちょっとテンションのあがる日常」。あくまでもハレの日ではなくケの日、普段の食卓をイメージしてアイテムをセレクトしています。

メインは作家さんの器と雑貨です。
現在お取り扱いのある作家さんは6組。アクセサリーがメインの作家さんもいらっしゃいます。岐阜県の多治見や土岐で作陶されている方が中心です。制作している場所は違えど、美濃焼のタイルを使うなど岐阜県にゆかりのあるアイテムばかりです。

岐阜県出身の私。
地元にいた頃は意識したことがありませんでしたが、東京に来てから「美濃焼」を目にする耳にする機会が少ないことに気がつきました。生産量は日本一なのに!

そもそも美濃焼とはひとつの技術を指す名称ではありません。「岐阜県東濃地方(主に土岐市、多治見市、瑞浪市)で作られる陶磁器の総称」です。志野や織部など代表的な釉薬もありますが、そうでなくても美濃焼。ずいぶんおおらかな定義なんです。
大きなメーカーもあるので、一般的に量産品というイメージも強いですね。
「岐阜にも素敵な作家さんがいるのにな~」というのがお店を始めるきっかけです。

また、アンティークと店名につけつつ、改めて店内を見るとアンティークというほど古いものはありませんね。私の好きな昭和のアイテムを一部置いています。レトロ、ビンテージといった感じでしょうか。基本はデッドストックです。
新しい作家さんの器と古い器を組み合わせるのが個人的に好きでおすすめしています。

お店のある東京の四谷は東京駅から電車で10分ほど。都心でありながら、静かでのんびり落ち着いた街です。新しいビルと迎賓館や老舗のお店が混在して居心地のいい空間です。
そんな住宅街の一角でひっそりと営業しています。
わかりにくい路地にありますが、気軽にのぞいていただけたら嬉しいです。

お店から徒歩3分くらいのところでレンタルスペースも運営しています。
展示会など今後やっていく予定ですので楽しみにお待ちいただけたら幸いです。
https://www.spacee.jp/listings/4943

長くなってしまいました。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
わが家の食卓、ご飯と器のお話は次回から。
これからひと月お付き合いください。よろしくお願いいたします。

→「器とアンティークのお店」の記事はこちらから

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器とアンティークのお店

東京都新宿区若葉1-4
営業時間:火曜日〜金曜日 11:00〜16:00、土曜日 11:00〜13:00
定休日:月曜日、日曜日、祝日
https://utsuwatoantique.amebaownd.com/
Instagram:@utsuwa6168

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