「aalto coffee(アアルトコーヒー)」の深煎りのアルヴァブレンド

今日のひとしな
2016.09.02

~in-kyo(インキョ)より vol.2~

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友人とコーヒー豆をお取り寄せしたことがきっかけとなり、お店を始めて間もない頃からのおつきあいとなっている「aalto coffee」の庄野雄治さん。季節やイベントなどで限定ブレンドをお願いすることはあるものの、当初から頑固一徹?(というつもりもないのだけれど)酸味がなく、苦味と後味に甘みがフッと残る深煎りのアルヴァブレンドを、お店では定番ブレンドとしてお取り扱いさせて頂いている。

「ちえさん、ウチのお店の屋号はaalto coffeeで、アアルトブレンドっていうもあるんですよ」と、庄野さんに笑って言われたこともある。知ってはいるけれど、私はやはり、アルヴァブレンドを選んでしまうのだ。

コーヒーが届くとまず自分用にいれてみる。コーヒー豆は農作物だからそのときどきで違うし、庄野さんもきっとそれに合わせて毎回微調整をしているのだろう。「美味しい」の種類が違うというのか、ほんのわずかな違いはまるで庄野さんからの手紙のようでもあり、抽出された1杯の中にはそんないろんな味わいが含まれているようで、豆が届くたびにいつも楽しみにしている。

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福島・三春の「in-kyo」では、東京にお店があった頃よりもコーヒーを注文する方が多い(カフェスペースはないのですが、店内でコーヒーをドリップしています)。コーヒーだけをお目当てに散歩の途中で立ち寄って下さるご年配の方や、仕事の合間に寄ってテイクアウトをする方など様々。

ひと口飲んで「はぁ〜」なんて声が聞こえると、なんだかとっても嬉しくなる。豆のまま購入される方が多いことを思うと、ご自宅でコーヒーの時間をゆったり楽しんでいる方が多いのかな? と想像して、これまた口元がゆるんでしまうのだ。

in-kyo(インキョ)

日々の暮らしの中で、月日をともに積み重ねたくなるような器や生活雑貨が並ぶ店。日常着や、おいしいもののセレクトも人気。「今日のひとしな」のコラム執筆は、店主の長谷川ちえさん。

福島県田村郡三春町9
TEL:0247-61-6650
10:00~17:00 水曜・木曜定休
http://in-kyo.net

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