心がホッと和らぐ「foodremedies(フードレメディ)」の焼き菓子

今日のひとしな
2016.11.30

~フーコより vol.30~


私が出会った方々、ものづくりやお店を営まれている方はそれが布でも革でも食べ物でもお店でもその人らしさというものがそこに現れる。いつもそこから、その方を少し垣間見られるのは好きな感じである。「foodremedies」こと長田佳子さんの作る焼き菓子は凛としていて可憐で美しい。ご本人は謙遜されるが、私から見たらご本人だってその焼き菓子同様に可憐な方だと思っている。

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月島に「tsuzuru(つづる)」という小さなお店を営まれていたときも伺ったことがあったが、
その後、「ヤエカ」のフード部門の開発に取り組まれていることを知り、
白金台にあるお店に伺ったときにいらしたなぁという記憶もまだ残っていた。
今年になって友人に紹介されてから、「ヤエカ」で出会っていたことを覚えていてくださったのがとても嬉しかった。そして、ご一緒する機会が増えてきたのをいいことに、単に私がその雰囲気とお菓子に憧れているのだったが、思い切ってフーコでご紹介できないものかお話させていただいた。

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メレンゲが本当に美しい! ため息が出るようなフォルム。アトリエにお邪魔したとき、見るもの見るもの私にとっては新鮮で美しかったから、いちいち声をあげて感激していたから少々呆れられたと思う。あまりの美しさとその後、口に入れたときの香りの心地よさのバランスがとても洗練されていて、なんだかその佇まいやバランス感を見習いたい気持ちになった。

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最近お菓子のご本も出版された。1年をかけて製作されたとか、季節のハーブや果物などを使ったレシピは、あのいただいた味を思い起こしながら見てみると、いい香りがしてきそうな気がしてくる。お菓子を作る楽しさや材料を作っている生産者さんに感謝の気持ちや素材を愛おしむ気持ちを感じられる内容だった。慈愛、というのはこういうことを言うのだろう。その志と謙虚だけれど、背筋の伸びるような緊張感が漂う佳子さんの雰囲気がとても好き、という完全にファン目線の私である。

今回、「フーコ」で販売させていただくのはこの季節にぴったりのシュトーレンとメレンゲ。
シュトーレンはくるみ、ペカンナッツ、ドライアプリコット、マンゴー、イチジク、プルーン、レーズン、松の実、、、などが入っているものをご紹介する。マジパンも入っていて私個人的にも嬉しい。

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佳子さんは「寄り添う」という言葉を使う。
私にとってはとても新鮮な響きで、いつだったかお取り扱いのご相談をした際、「フーコさんのお店に寄り添うようなお菓子をと思います」とおっしゃられたときはドキドキした。「remedies」という言葉には「癒す」とか「療法」という意味があるそうだ。「foodremedies」のお菓子でフーコに来てくださるお客さまの気持ちがホッと和らぐようなひと時のお供になれば、私も嬉しい。
静かに、控えめに、でも凛として可憐なオーラーを放つ佳子さんのお菓子をフーコでご紹介する機会を得られてうれしい年の締めくくりとなりそうだ。

メレンゲ   ¥400
シュトーレン ¥1500
限定各10個
発売日については追ってホームページインスタグラムでお知らせいたします*
12月中旬ごろの予定です。ご来店のみの販売となります。

 

←お店の紹介はこちらから

フーコ

http://fu-koshop.com/

東京都台東区寿1-20-11
TEL:03-5830-2355
営業時間:12時~19時
不定休
※営業日はこちらのカレンダーをご確認ください。

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