気持ちもおなかも満たされる朝ごはん

器店主の朝ごはん
2022.10.22

「うつわとざっか 器人器人(きときと)」岡本崇子さんvol.3

こんにちは。
2022年10月を担当させていただいています、奈良市 きたまちの「うつわとざっか 器人器人(きときと)」の岡本崇子と申します。

3回目の今日は特別な美味しいパンがある日の朝ごはん。

〔今日の献立〕
・カンパーニュとクリームチーズ
・ポテトサラダ・ゆで卵・レタス
・ヨーグルト
・ホットミルク

そのパンというのが、器人器人でもおなじみの作家さん te-no-hira ツジタカコさんのご主人が作られている「ワイルドキッチン石窯パン工房」のパン。

ワイルドキッチン石窯パン工房:https://wild-kitchen.jimdofree.com/


ワイルドキッチンさんのパンはご主人とツジさん、ご友人と共に作られた石窯で薪を使って焼かれたずっしりとしたハード系の天然酵母のパンで、卵・乳製品・砂糖や油を生地には使われていないので、身体にやさしくて噛めば噛むほどにジワジワと口に中に美味しさが広がります。

そして、これらのパンを焼かれた時に出た灰から釉薬を作られて焼かれたお皿がこの大皿で、ご主人の作られるカンパーニュと同じ形をしているので、ツジさんにしか作れない唯一無二のお皿と言えますね。

この美味しいパンが手に入った時は普段あまり買うコトのないクリームチーズを塗って、ほんの少しの美味しいお塩をぱらぱら、オリーブオイルをたらりと垂らすのが私流の食べ方です。

クリームチーズを入れた豆皿は栗田千弦さんのねこ豆皿。
このねこ皿シリーズは入荷する毎にいろいろな柄が登場しますが、この柄は「ウチのしらす(愛猫)の柄に似てて~♪」と何気なく栗田さんに言った時から「しらす柄」になりました(笑)

そして クリームチーズを塗るのに最適なのが、コナモクさんのトリの尾をモチーフにした木製のバターナイフ。私の勝手な主観ですが、木のバターナイフはバターケースに入れて冷蔵庫に入れたままにしても冷気が伝わらないからか、するりとバターなどが塗れる気がするので、この十数年ずっと木製のバターナイフ一択です。

ヨーグルトを入れている小鉢はrutawa rawajifuさんのyunomi。
湯呑みという名がついていますが、適度な大きさと深さがとても使い易くて、おそらくほぼ90%以上の方が小鉢として使われているではないかな?!と。

私も今回のヨーグルト以外にも納豆やお浸し、煮物や和え物、アイスクリームやフルーツ…etcを盛り付けたり、冬にはお鍋の取り鉢に使ったり…とイロイロな使い方をして食卓に出ない週はない位に使っています。

そして、このプレーンヨーグルトの酸味に上品な甘みを加えてくれるのがさといろ本舗さんのニホンミツバチのハチミツ。
一口 口に入れると、ハチミツなのにあっさりとした印象で、でもじんわりと長い時間奥深い甘味が口に広がるハチミツで、最初に口に入れた瞬間からハチミツの概念が変わり、それ以来 器人器人でもお取り扱いさせてもらっています。

そして、初回に引き続いてどれだけ好きなの?!な牛乳(笑)

今回は吉川裕子さんのマグカップでホットミルクにして楽しみました。
吉川さんのマグカップは太くて大きい持ち手が見た目にも特徴的ですが、その持ち手がしっくりと手に馴染み、口縁が見込みに向けて斜めに整えられているので、厚みがあるようでいて口を付けても違和感なく飲めて不思議とほっこりした気持ちにしてくれるで、数あるマグカップの中でもついつい食器棚から出す頻度が多くなります。

こんな風に…

使っていく内にイイ感じに貫入が入ってきていているので、見る度にふふふっとなります。

貫入は「ヒビ ?!」と驚かれる方もいるかもしれませんが、釉薬と素地の収縮率の差によって焼成後に生じた釉薬のひびのような模様の事で、使う方のお料理や飲み物、使う頻度など…etcによってどんどん変化し、その方それぞれの「景色」が出来てくるので、「器を育てる」という楽しみがまた一つ増えてますます器が好きになっていかれるのではと思います。

箸置きはツジタカコさん、フォークは庄助工業さんのモノをチョイス。
このちょうちょの箸置き、それだけで見ても十分にちょうちょに見えますが、お箸やカトラリーをのせると更にハタハタとちょうちょが飛んでいるように見えるから不思議。

そして、上にのせているフォークは二股になっているので和菓子や洋菓子・フルーツなどにも使えてとても便利なので、器人器人のカトラリーの中でも人気TOP3に挙げてもいいのでは?!な人気になっています。

〔今回使用した器や道具〕

・メインの大皿  te-no-hira ツジタカコさん パン屋の灰釉 パン皿大
・ねこの豆皿   CLAY STUDIO くり 栗田千弦さん ねこ豆皿 しらす柄
・小鉢      rutawa rawajifuさん yunomi コゲ
・マグカップ   吉川裕子さん neroマグ
・箸置き     te-no-hira ツジタカコさん ちょうちょ箸置き
・フォーク    庄助工業さん 花梨フォーク


吉川裕子さんのneroマグ以外の器や道具は店頭・オンラインショップでご購入頂けます。

今回は特に切っただけ、のせただけ、注いだだけ…な超の付く簡単料理でのご紹介でしたが、美味しいパンとちょっとしたおかず、そして それを更に美味しく感じさせてくれる器や道具があると、おなかを満たすだけでなくココロもほっこりと満たされて、いつも以上に1日頑張れる気がします。

3回目もご覧いただきありがとうございました!
それではまた次回!

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うつわとざっか 器人器人

奈良県奈良市東包永町61-2
TEL:0742-26-8102
営業時間:11:00~18:00
定休日:木曜日(臨時休業等は都度お知らせ致します)
https://kitokito26.exblog.jp/
online:https://kitokito26-online.stores.jp/
Instagram:@kitokito26

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