素敵な器を使った朝ごはんコラム、1月担当は「海と月と」吉野由香さん

こんにちは。
岡山県岡山市で作家もののうつわを中心とした暮らしの道具を扱う「海と月と」の店主吉野由香です。
この度、2024年1月の朝ごはんコラムを担当させていただくことになりました。
我が家の朝ごはんとうつわ使いをご紹介していけたらと思います。
1か月間どうぞ宜しくお願いします。

まずはお店の紹介をさせていただきます。
築150年の小高い山の上の古民家を改装して、お店を始めたのが2022年。
まだまだできたばかりの小さなお店です。
お店の周りは畑や山に囲まれており、
春は桜が舞い、夏には蝉がなき、1年中緑豊かな自然の中で四季折々の表情をみせてくれます。
店内から眺める中庭や竹林などの景色は、ご来店いただいたお客さまにとても喜ばれています。

なぜこんなところにお店をかまえたのかと、お客様によく尋ねられることがあります。
それは、お店までの道も細く、アクセスも悪く、お店の周りには山しか無いからです。

最近は共働きが当たり前の世の中で、子育て、仕事に追われ
忙しさのあまり、毎日の暮らしが楽しめていない人に
休日はここに来て、非日常を味わってもらいたい、
少しホッと息つく時間を作ってほしい、心の休養もかねて来ていただく場所として
この地でお店を開いています。

うつわ選びは、五感で好きと感じるものだけ。
手触り、口当たりなど、響いたものだけ。
うつわにお料理を盛り付けたときの脇役具合なども考えて選んでいます。

また、1つのうつわで3～4通りの使い方ができるよう提案しています。
例えば、こちらの小さなミルクピッチャー、使い方としては名前の通りコーヒーの時に使うミルク入れ。それだけでは勿体ないです。

ドレッシングを入れたり、野菜スティックを入れたり、使い方はたくさんあるのです。
気付かなかった便利さをお客さまにお伝えるするのも、うつわ屋店主の役目だと思っています。

また、扱うものの中にはキャンドルなどの雑貨や竹で丁寧に編まれたカゴもあります。

お部屋をほどよい香りで満たすと心も満たされます。

また竹カゴは、使っていて気分が上がるのはもちろんなのですが
出しっ放しでも様になるのは、天然素材ならではだと思っています。

さらに、海と月との包装紙は出来る限りビニールを使わず、環境にも配慮したお店を目指しています。
店名の「海と月と」は、私の大好きな海と月がいつまでも綺麗な世界でいてほしい、
そんな願いを込めてつけています。

お店の立上げの時に書いてもらったUmitotsukito。
プレゼント用のラッピング時に使う包装紙としてお包みさせていただいていますが
この文字を見ると初心に戻れる気がしています。
私にとっては大切なロゴなのです。

また、お店の一番奥では、不定期で金継ぎワークショップ、リース作りなど
暮らしが楽しくなるイベントも開いています。
ご自身で作ったものを使う喜び。ぜひこちらもご参加ください。

岡山と言えば、「桃太郎」。色んな所に桃太郎がある町。
確かマンホールにも桃太郎が描かれていたような。
天災もほとんどなく、気候も温暖で、「晴れの国おかやま」といわれるほどです。
食べ物はなんでも美味しいのですが、特にフルーツは格別でぜひ食べていただきたい1つです。
お店は倉敷にも近い場所にありますので、ぶらりと散策も楽しいです。
機会がございましたら、ぜひ足をお運びください。

週末から器店主の朝ごはんのご紹介が始まります。ご覧いただけると嬉しいです。

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