素敵な器を使った朝ごはんコラム、6月担当は「Les-VACANCES /レ・ヴァコンス」山崎綾さん
初めまして。宮城県仙台市で伝統や風土を感じる器を販売している「Les-VACANCES (レ・ヴァコンス)」の山崎綾と申します。
この度、2024年6月の朝ごはんコラムを担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
「Les-VACANCES」とはフランス語で、ヴァカンス(長い休み)、自由、日常とはなれた時間という意味。当初はフランスやほかのヨーロッパの国の古い食器を仕入れて販売する予定で準備をしていましたが、何度かヨーロッパを訪れていると、現地の人は自分の国の歴史や文化をとてもよく把握していて、自分自身も自国のことを知っていないと現地では渡り合えないのだと実感しました。
そのような時、鎌倉の「もやい工藝」店主・久野恵一氏と出会い、日本の”民藝”を学ぶことになり、知れば知るほど日本の手仕事の美しさに惹かれていきました。またその手仕事が後継者不足や大量生産のあおりを受けて失われつつあることに危機感を感じ、日本のものをメインに展開していくことに変更。
また「手仕事フォーラム」の活動にも参加することになりました。現在、商品構成は、日本の手仕事が8割、フィンランドなどのヴィンテージの器が2割になっています。
仙台市の商業地区を西側に抜けると図書館や博物館、大学などがある文化地区にさしかかります。広瀬川をわたる手前に明治時代に伊達家重臣が作った桜ヶ丘公園(西公園)があり、その公園の目の前に「Les-VACANCES」はあります。
師匠・久野恵一氏の意思を継ぎ、「あえて良いものを選び使うことで”良いもの”も”良い技術”も未来に引き継ぎ残すことができる」ことをコンセプトに、今年でオープン15年を迎えます。
宮城県仙台市青葉区立町9-14 正栄ビル西公園101
TEL/FAX:022-702-3813
定休日:木・金曜・不定休
http://www.les-vacances.info
Instagram:@les_vacances74
X:@les_vacances74
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