パンの簡単ワンプレート
「ムーシュリーク」福井さん vol.1
10月担当の「ムーシュリーク」の福井崇之です、よろしくお願いいたします。前回はお店と淡路島の紹介でしたが、今回から朝ごはんや器などを。
お店の営業時間が11時からなので、ランチをゆっくり食べる時間が無く、比較的朝ごはんは多めに取っています。パンやご飯、昨夜の晩御飯の残り、作ったり買ってきたりと、様々です。器はお店で売ってる品や、個人的に買った品、古いモノから新しいモノと色々と使っています。
池本窯・7寸 八角皿
今朝のメインの皿は砥部の池本さんの7寸の八角皿です。リムの部分を八角に切り取った器で、内側に線を彫ってます。リムがあるので、中心の盛るスペースが小さく感じるかもしれませんが、横から見るとリムが結構立ち上がってるので、今回のようなワンプレートで色々と盛っても溢れる事が無く、意外と楽しく色々と盛る事が出来ます。
自分も経験上の思い込みをしてしまいますが、器は実際に使ってみると新しい発見があり、自分のライフスタイルに妙にフィットして、そればかり使ってしまうという嬉しさもあります。
少し小さめの食パン、ハム、目玉焼き、アスパラ、ブロッコリー、小さめトマト、ウインナーにカマンベール、こんなにも色々と楽しめます。
太田哲三窯・4寸 中飛びカンナ小鉢
そして、太田哲三窯の中飛びカンナの小鉢にはヨーグルトメーカーで作った自家製ヨーグルトに、店の近くの産直で売ってる淡路鳴門オレンジのマーマレードを。苦味と香りがあってお気に入りです。
小石原焼の太田哲三窯では、哲三さんのお父さんである太田熊雄さんの教えで、とにかく数を作るということを実践してきた窯元さんです。手から生み出される大量の器には、熟練の仕事からの自然な造形の美しさ、持ちやすさ、そして使いやすさを感じます。またその土地ならではの伝統の装飾技法があり、食に寄り添い、食を引き立てたりと色んな面で食を楽しむことが出来ると思います。
内側の飛びカンナもそうですが、縁に巻かれた緑青が白や黄色とよく馴染んでますね。
太田潤手吹き硝子工房・口巻き小鉢
ブルーベリーが盛られてるのは、その太田哲三さんの次男さん(長男の圭さんは哲三窯です)である太田潤さんの手吹きガラスの口巻きモール小鉢です。また、ミルク(ご存じ淡路島牛乳)が入った薄いモスグリーンのくびれグラスも潤さんのガラスです。
お酒の瓶や窓ガラスなど、廃瓶を溶かし手吹きで作られる再生ガラスの器ですが、潤さんは倉敷ガラスの小谷慎三さんの唯一のお弟子さんである横山秀樹さん、また沖縄の稲嶺盛吉さんにも師事してこられました。そして、幼い頃から家の中では祖父や父親が作る器、またいろんな工芸の名品に囲まれた環境、また祖父から代々と受け継ぐ職人気質を当たり前のように浴びながら暮らしてきた潤さんが作る器は、陶器と並べても馴染むような形や色味、季節関係無く使いやすく、あたたかみを感じる器となっています。
まゆみ窯・いらぼ釉 洋梨マグカップ
そして、コーヒーには、まゆみ窯さんの洋梨型マグカップです。
ロクロの名手と言われる眞弓亮司さん。その名の通り、この丸みや膨らみが有機的でかわいらしく、冷めにくいように少し厚めに造形されてるのに口当たりも良く飲みやすいマグカップです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。また来週もよろしくお願いいたします。
兵庫県洲本市本町5-3-1
TEL : 090-4498-9469
定休日 : 月・火・木
https://mooshuleek.shop-pro.jp/
Instagram: @mooshuleek
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