空想モーニング「炊き込みごはんの朝ごはん」

器店主の朝ごはん
2025.06.21

「オウチノ道具」山口裕子さん vol.3


こんにちは。「オウチノ道具」の山口裕子です。3回目となる今回も ”現実”と”空想”のふたつの朝ごはんを紹介します。


◯ 現実の朝 ◯︎


初夏の陽気の日もあれば、少し肌寒い日あったり、なかなか気温が安定しません。今日は少しひんやり感じたので、飲み物はチャイにしました。



自己流のレシピで、シナモンとカルダモンと生姜を効かせたチャイです。紅茶はケニア紅茶を使って、牛乳と砂糖を加えて煮出します。

使っているのは、森下シゲキさんのミルクパン。槌目模様の美しさと木の持ち手のかわいらしさが、絶妙なバランスです。アルミはとっても軽くて、熱伝導率が高くすぐに温まるので、家事の頼もしい味方です。木の持ち手で鍋つかみ要らずのところも嬉しいポイントです。


チャイを注いだのは、夜半製陶室さんの耳付きカップ。添えたのは、tama glassさんの耐熱のガラスのスプーンです。
耳が付いていたり、スプーンの先がお花型(ポンデリングみたい!?)だったり、ちょっとしたアクセントが日々の暮らしを、気分を、楽しくさせてくれます。なくてもいいけど、あるとキュンとしたり、にやっとしたり、こういう存在は大事だなと思っています。


◯ ◯ 空想 ◯ ◯もしも、朝ごはんを作るなら。。


チャイからの〜生姜つながりで、今日の朝ごはんは、新生姜の炊き込みごはんにしました。春になると毎年作る炊き込みごはんです。お米は胚芽米を使っています。


新生姜をたっぷり!油揚げとお出汁で炊いていきます。


ごはんを炊いている間に、高知のお土産の小夏をむきむき。。
白いワタのところが美味しいのだとか!取りすぎないように慎重に剥きました。きゅうりと合わせて、マリネにしてみました。


炊けたごはんは、小さなおにぎりに◎
器は、春の益子の陶器市で購入したばかりの吉澤直樹さんのヒビ粉引の楕円皿。艶っぽさとグレーがかった色合い、そして表情豊かなヒビがとてもすてきです。
マリネを入れたのは、竹本ゆき子さんの小さな片口。こちらもヒビが入っていて渋い佇まいが魅力です。

急須は、手島英則さんのもの。しのぎの施しや全体のバランス、小ぶりなサイズが気に入っています。
お湯呑みにしたのは、遠藤薫さんの輪花小鉢。アンティークのような雰囲気があり、こちらもお気に入りの器です。


【愛用の器】
◯現実
ミルクパン 森下シゲキさん
耳付きカップ 夜半製陶室さん
スプーン tama glassさん

◯空想
楕円皿 吉澤直樹さん
片口 竹本ゆき子さん
急須 手島英則さん
湯呑み 遠藤薫さん

 

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