春のパン“本”まつり開催!『ボウルひとつで作れるこねないパン』レシピ
街のいたるところに花が咲き乱れ、気持ちが良くて、すがすがしい日が続いていますね。
今日は、そんな春にピッタリの催しのお知らせです。
大阪のスタンダードブックストア茶屋町店にて、【『ボウルひとつで作れるこねないパン』刊行記念 春のパン“本”まつり】 が4月26日~5月14日まで開催されます。
※写真は、マルノウチリーディングスタイルで4/10(月)~4/21(金)まで開催されたパネル展の様子です。
フェアでは、『ボウルひとつで作れるこねないパン』のパネル展をはじめ、おすすめのパン本コーナー、さらに、期間中に該当書籍をご購入の方には、先着50名様にオリジナルポストカードと秘密のレシピカードをセットでプレゼント。この秘密のレシピ。実は、著者の真藤舞衣子先生が特にお気に入りの甘栗とポルチーニのチャバタのレシピなのですが、甘栗の甘みとポルチーニのうまみがなんともいえないおいしさなんです。
春のパン本まつり開催を記念して、今回は特別に『ボウルひとつで作れるこねないパン』から、チャバタのレシピをご紹介します。実際に作ってみると、とても簡単なのに、本格ブーランジェリーにも劣らない出来上がりに驚かれるはず!ぜひお試しください。
チャバタ PLAIN CIABATTA
水分量が多い生地で外はカリッと中はもっちもち!生地は混ぜたら、“冷蔵室に入れてひと晩”待つだけ。
低温でゆっくり、ゆっくり時間をかけて発酵することで、粉のうまみが増すだけでなく、生地も扱いやすくなって大変だったこねる作業も、もう必要ありません。
■材料(4個分)
A・準強力粉…200g
・塩…4g
・砂糖…小さじ1
・ドライイースト…1g
水…170ml
打ち粉(準強力粉)…適量
■作り方
【混ぜる】
ボウルにAを入れてよく混ぜ、粉に塩、砂糖、ドライイーストを均等に混ぜ込む。水をすべて加えて粉と水を少しずつ混ぜ合わせ、粉けがなくなったらラップをかけて10分休ませる。
【発 酵】
ボウルと生地の間にゴムべらを差し込んで生地をすくい上げてのばし、ボウルをまわしながら生地を少しずつ中心に落として重ねていく。同様に2~3回繰り返す(※生地がちぎれないように注意。少しずつツヤが出てきて、グルテンが生成される)。
ラップをかけて冷蔵室に入れ、ひと晩(約8時間)おいて生地が2倍の大きさにふくらむまで発酵させる。
【成 形】
①ボウルと生地の間に打ち粉を多めにふり、カードをぐるりと一周差し込んでいく(※カードを差し込んだら、すぐに抜くこと。生地がボウルからはがれやすくなる)。台にオーブン用シートを敷いて打ち粉を多めにふり、ボウルを逆さに置いて生地を取り出す(※生地が自然に落ちてくるのを待つ。無理に取り出すと、生地内の気泡がつぶれる)。
②生地の下に手を入れ、中心から四隅に向かって厚さを均一にするようにして、約20×20㎝にそっと広げる。上下を1/3ずつ中央に向かって折りたたむ。
③さらに左右も1/3ずつ中央に向かって折りたたんで、合わせ目をつまんで閉じる。生地に打ち粉をふって上下をそっと返し、厚みを均等にする。
【焼 く】
天板と湯適量(分量外)を入れたバットをオーブンに入れ、250度に予熱する。台にオーブン用シートを敷き直して③の生地をのせ、打ち粉をふって4等分に切り、ナイフで切り目を入れる。オーブン用シートごと温めた天板に移して、オーブンに入れ、オーブン庫内の側面に向かって水適量(分量外)を霧吹きで4~5回吹きつけ(※庫内に蒸気を入れて焼くことで、乾燥を防いで生地ののびをよくする)、20分焼く。
こちらの動画でも、チャバタの簡単な作り方を紹介しています。生地の状態など、わかりやすいのでぜひチェックしてみてください。
photo:福尾美雪
Profile
真藤舞衣子
料理家。東京生まれ。京都の大徳寺内塔頭にて畑作業や茶道を学んだ後、フランスのリッツエスコフィエでディプロマ取得。洋菓子店勤務を経て、赤坂にカフェ&サロン「my-an」を開店する。結婚を機に山梨へ移住。現在は東京と山梨で料理教室や店舗プロデュース、レシピ開発などを行っている。『和えもの』『煮もの炊きもの』「ボウルひとつで作れるMUFFIN AND COOKIE」(すべて主婦と生活社)など著者多数。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。