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ひと口で広がる、香川のやさしい甘さ。辻口博啓シェフ監修の特別なフロランタン

今日のひとしな

2025.11.29

〜「アイダシュン」より　vol.29〜

お菓子は、人の心をあたたかく包み込み、ちょっと憂鬱なときでも、一口頬張ると甘くて優しい味わいがそっと背中を押してくれて、自然と元気が出てきます。
今日は、香川を代表する讃岐富士（おにぎり山）をかたどった最中種（最中の皮）と和三盆糖を使い、香川の魅力をぎゅっと詰め込んだ「讃岐富士最中の和三盆フロランタン」をご紹介します。

袋を開けた瞬間にふわっと広がる、香ばしいアーモンドと最中、そして甘いキャラメルの香り。
このフロランタンの特徴は、最中種が使われていること。余計なものを一切含まないシンプルな素材で作られた皮は、もち米本来の美味しさが最大限に引き出されています。

サクサクっと歯ざわりもよく、パリパリっという軽やかな音は耳にも心地よく響きます。
また、最中種に流し込んだキャラメル生地は、乳製品類が使われていないことが信じられないほどにコクがあり、和三盆の角のないまぁるい甘さと合わさり、奥行きのある味わいを生み出しています。濃いめに淹れた煎茶や珈琲との相性も抜群です。