素敵な器を使った朝ごはんコラム、11月担当は桐生(群馬)の「うつわ・雑貨と喫茶わだ」
こんにちは。11月の「器店主の朝ごはん」の担当させていただくこととなりました「うつわ・雑貨と喫茶わだ」和田勝代(わだまさよ)と申します。こんな小さなお店にお声掛けいただけて・・・嬉しいやら、恥ずかしいやら。編集室のみなさま、ありがとうございます!
つたないコラムとなりそうですが、大好きなうつわたちのこと、わだの日常とあわせて書かせていただけたらと思います。

開店する暁には・・・と、手に入れていた安土草多さんのペンダントライト

娘の絵をちょこちょこ飾らせていただいてます。個性のかたまり「わだひびき」。お店のマークは彼女が描きました。
群馬県南東部に位置する桐生市。山々に囲まれ渡良瀬川と桐生川が流れている自然豊かな街。古くから織物のまちとして発展し、群馬県民なら誰でも知っている上毛かるたにも「桐生は日本の機(はた)どころ」とあり、江戸時代には「西の西陣、東の桐生」と称されるほど織物産業が栄えておりました。私が生まれた頃には和田家も機織り工場を営んでおりました。おぼろげながらも機織りの機械のタンタンタンという心地よい響きを覚えております。
そんな街の一画「桐生新町重要伝統的建造物群保存地区」に当店はございます。かつては酒・味噌・醤油を醸造し、保管するために使用されていた江戸時代から昭和時代にかけての11棟の蔵群が、舞台や展示、演劇、コンサートなど様々な用途に使用されている「桐生市有鄰館(ゆうりんかん)」と当店は隣接。市内はもちろん近県からのお客様も多いようです。

沢山の展示やコンサートなど多目的に使われている歴史ある煉瓦倉庫の一部。

文豪・坂口安吾が約3年間住んでいた旧書上文左衛門邸。現在は「花のにしはら」さん。いつも看板娘さんにお世話になっています。
そんな恵まれた環境に、2021年10月にオープンいたしました。33年ほど都内にて会社勤務をしておりましたが、娘の持病(統合失調症)が悪化し、回復にも非常に時間を要すため、家族の好意でこちらに桐生にリターン。ちょうどコロナ禍が始まった時期でしたね。
先日開店5年目になりましたが、開店当初から変わらない「自分のキッチンの延長線上のうつわたち」をこれからもご紹介し、お客様方と楽しんで参りたいと考えております。

自宅を兼ねた小さなお店。お気軽にお立ち寄りくださいね。

お店の(仮)店長。チワプーのくろちゃん。やはりうつわ好き。

さて、次回は第1回目「朝ごはん」。どうぞお付き合いのほどお願い申し上げます。ありがとうございました。
群馬県桐生市本町2-6-9
定休日:不定休(Instagram等を参照)
※現在、喫茶スペースは休業中
https://utsuwa-wada-kiryu.com/
Online shop:https://utsuwawada.base.shop/
Instagram:@utsuwa.wada.kiryu
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。






























