休日ならではの温かい朝ごはん②

「うつわ・雑貨と喫茶わだ」和田勝代さん vol.4

こんにちは、わだです！第4回目最終コラムです。
さて前回同様、今朝はどうしようかなと考えて・・・せっかくだから桐生で〆ようかなと思い浮かんだのが「ひもかわうどん」。

寒い日には熱々でいただきたいひもかわうどん（夏はよ～くキンキンに冷やしてしめたものを豪快にすするのが好き）。やはり休日はちょっとひと手間かけたいなと冷蔵庫を確認。油揚げと卵があったので、きつねひもかわうどんにしました。
主人公のひもかわはお店の開店を待って買いに行くこととして、とりあえず油揚げを煮ましょう。よって遅い朝ごはんに今日も決定。

きび砂糖で甘さ優しい油揚げ。温玉は、某百円均一で買った熱湯を注いでシンクで放置するだけでできる優れモノ。油揚げも程よく煮込んで味が染み込む間に、最近はまっているおうどん屋さんにひもかわ買いに車で5分。

歴史を感じる町のおうどん屋さん。桐生市新宿（しんしゅく）一丁目の「しみずや」さん。人気店です！
三代目こだわりの「農林61号」（小麦本来の豊かな風味、旨味、「内麦臭」という香ばしさがあり、グルテンが少なめの品種らしい）を使用されています。本当に美味しい。そんなひもかわうどんを持ち帰り、早速茹でていただきました！休みだしネギもたっぷり入れちゃいました。

うつわは、おどんぶり代わりに大阪・八田亨さんの「黒三島手深鉢」、温玉はお友だちのお店で手に入れた、茨城・ムーニーともみさんの「豆皿」。

土を感じる手触りと象嵌の黒いうつわ。鉄粉が宇宙の星のようです。うちではやはり丼ものに活躍。鉄火丼の赤、親子丼の黄色等とても美味しく映えさせてくれます。

ムーニーともみさんの豆皿。お友達のお店で初めて出会い、いつもいろいろな絵付けで物語を感じさせてくれます。こちらは渋めの豆皿さん。

最終回も美味しくいただきました！！！ごちそうさまでした。
最初のコラムにも少し書きましたが、俗に言う「普通」と少し違う我が家。「普通」ということの難しさを病で知り、また病によって「今」があるということに感謝もしています。そんな生活の中で出会ったうつわたち。
私は、このようなきっかけでお店という形にしてしまいましたが、ご来店いただける皆様と同じ気持ちでおります。「美味しくごはんをいただきたい」。まだまだ未知の世界でもあり、のんびりと出会いとこ゚縁を楽しみに一日一日と生きていきたいと思います。

改めまして、今回素晴らしい機会をいただけた編集室の皆様に、最後までお付き合いいただけた皆様にお礼申し上げます。1ヶ月ありがとうございました。あっという間に12月。年内頑張って良い年を迎えたいと思います。皆様もご自愛されながら美味しいごはんを召し上がってください。失礼いたします。
わだ

→「うつわ・雑貨と喫茶わだ」の記事はこちらから
→その他の『器店主の朝ごはん』はこちらから