【レシピ公開】冬の始まりにホットで楽しむ「極上<宝焼酎>」のお茶割りと、「ブンカ堂」の大評判おつまみ

ひゅるひゅると冷たい風が吹くなか足早に帰ってきた日は、心がじわ~んとあったまるお酒が恋しくなりますよね。そんなときは、好きなお茶を淹れて焼酎と割る“お茶割り”で、ひと息つくのはいかがでしょう? 深い香りと味わいに癒されて、一日の疲れがスーッとほどけていきますよ。
大人気酒場「ブンカ堂」に
おつまみレシピを
教えてもらいました!

そんな“お茶割り”の楽しさを教えてくれるのは、東京・立石でカウンター酒場「ブンカ堂」を営む西村浩志さん。とぼけた表情で、ツウも唸る絶品おつまみを次々と繰り出すギャップが魅力の店主さんです。前回、前々回と続いた連載の第3回目は、冬にぴったりのホットの“お茶割り”と、それに合うおつまみレシピをご紹介いただきます!

西村さんが普段お店で使っている焼酎はベーシックな定番の「宝焼酎」ですが、もし“おうち飲み”するなら……とおすすめしてくれたのが「極上<宝焼酎>」。こちらは樽で寝かせた熟成酒が3%ブレンドされていて、どんなお茶で割ってもコクとまろやかさが出るので、誰でもおいしい“お茶割り”をつくれるそう。
01
ほうじ茶割り
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きのこソースのカナッペ

そこで、まず西村さんがつくってくれたのは、香ばしさが際立つ“ほうじ茶割り”。通常の倍量の茶葉で濃いめに淹れたほうじ茶と「極上<宝焼酎>」を、5:1の割合で割るのがおいしくつくるコツだそう。

「僕は日本酒もいつも熱燗で飲んでいるくらい温かいお酒が好みなので、実は“お茶割り”もホットが一番好きです。お酒もお茶も温めたほうが香りが立つし、味わい深くなると思うんですよね。急須でのんびりお茶を淹れる時間も楽しめる“お茶割り”は、大人になったからこそ、よさがわかるお酒だなあと思います」

このホットの“ほうじ茶割り”に合わせたおつまみは「きのこソースのカナッペ」。この時期に一段と香り高くなるきのこと“ほうじ茶割り”は相性抜群です。
Recipe
きのこソースのカナッペ

【材料(2人分)】
マッシュルーム……3個
しいたけ……3個
玉ねぎ……1/2個
ニンニク……1片
バター……10g
白ワイン……大さじ1
生クリーム……小さじ1
塩、こしょう……各適量
バゲット……適量
【つくり方】
①マッシュルーム、しいたけ、玉ねぎ、ニンニクをみじん切りにする。
②バターを入れたフライパンを弱火にかけ、①の玉ねぎとニンニクを炒める。

③玉ねぎが透き通ってきたら①のマッシュルームとしいたけを加え、中火で炒める。
④きのこの水分が飛んだら白ワインを加え混ぜ、塩、こしょうで味を調える。
⑤生クリームを加えてひと煮立ちさせたら皿に盛り、1cmの厚さにスライスしたバゲットを添える。

バゲットにきのこソースをたっぷりのせ、口を大きく開けてパクリといただきます。

「このソースは赤身の肉や魚にも合うので、がっつり系のおかずにかけるのもおすすめです。食材もお酒も一段とおいしくなるこれからの季節、自戒を込めて、食べすぎ飲みすぎには注意ですね(笑)」
02
紅茶割り
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芋けんぴ 2種のソース

この“お茶割り”連載 恒例の、コンビニで買えるものだけでつくるおつまみ。今回西村さんが選んだのはこちら、芋けんぴです! ここに2種のディップソースを添えてくれました。
◎マヨネーズに、白練りごま・からしを少量ずつミックス
◎チョコレートシロップ
「芋けんぴはそのまま食べてももちろんおいしいですが、意外と“味変”もいけるのでディップスタイルにしてみました。“お茶割り”ともかなり合うので、ぜひ試してみてほしいです」

おやつのイメージがある芋けんぴに、西村さんが合わせたのは“紅茶割り”。今回は、後味がすっきりしていて焼酎に合う和紅茶をチョイス。
茶葉からじっくり淹れる時間も“お茶割り”ならではの楽しみですが、ときにはサッとつくってすぐに飲みたい!っていう日もありますよね。そういうときはティーバッグがおすすめです。
「今回はピッチャーで多めに淹れましたが、グラスやカップでつくってもいいと思います。そのときは1杯につきティーバッグを2個くらい使って濃いめに淹れたほうが、おいしい“紅茶割り”に仕上がりますよ」

ホットの場合は、カップにお茶を注いだあと、焼酎を加えるだけで完成。お茶より焼酎のほうが比重が重いので、あとから焼酎を入れることで対流が起こり、自然と混ざって香りも立つのです。
「冷たい“お茶割り”は、氷を用意したり最後にマドラーで混ぜたりしますが、ホットはそれらの工程を省けるので、おかわりをつくるときもラク。僕みたいにズボラな人にもうれしいお酒です(笑)」
03
緑茶割り
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サバの水煮 ねぎ塩レモンだれ

「ブンカ堂」の定番メニュー「サバの水煮 ねぎ塩レモンだれ」は、やわらかいサバと細かく刻んだねぎの食感が絶妙で、お酒がすすむ一皿です。ここに西村さんが合わせたのは“緑茶割り”。緑茶は旨み成分が豊富なので、魚料理やだしの利いた料理に合うのだそう。

「緑茶は多くの人が慣れ親しんでいる味なので、“お茶割り”の中でも“緑茶割り”が一番飲みやすいかもしれません。おつまみだけでなく、食事にも、あと和菓子にも合いますよ」

ちなみに今回使ったのは、二重構造の耐熱グラス。きれいなお茶の色合いも楽しめるうえ、ゆっくり飲んでいても、ずっと温かさをキープしてくれます。
「冬はどうしてもすぐ冷めてしまうからその前に、と急いで飲んでしまいがちですが、これなら安心してのんびり飲んでいられます。割れにくいのも、酔っ払いにやさしいですね」
“お茶割り”は
健康意識が高くなる
大人世代にぴったり

「極上<宝焼酎>」アルコール度数:25度 内容量:600 ml 価格:664円(税込)
今回“お茶割り”に使った「極上<宝焼酎>」は、冷やしてもホットでも、深い香りとコクを楽しめるお酒。そしてもうひとつのうれしいポイントが、甲類焼酎は糖質ゼロ(※1)・プリン体ゼロ(※2)だということ。いろいろ気になることが増えてくる私たち世代には、とってもありがたいですよね。
※1 食品表示基準による
※2 100ml当たりプリン体0.5mg未満をプリン体ゼロと表示
※1・2 一般的に焼酎甲類には糖質・プリン体は含まれていません

「好きな茶葉を選んでお湯を沸かし、急須で茶葉を蒸らしている間、何も考えずにぼーっとしながら、立ちのぼってくるお茶の香りを楽しむ……。そうして淹れたお茶と、コクのあるおいしい焼酎。このふたつでつくる“お茶割り”があればもう、この冬を乗り越えられそうな気がします(笑)」
→その他の「ブンカ堂」のレシピはこちらから
※お酒は20歳を過ぎてから。ストップ飲酒運転。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。
photo:大森忠明
Profile
ブンカ堂
東京都葛飾区立石4-27-9
TEL:03-5654-9633
https://bunkadoukeiseitateisi.owst.jp
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