直線から離れた一点になるような
〜「en-shouten」より〜 vol.8
今日は、店内に併設しているコーヒースタンド〈SANKAKU BREW STAND〉のご紹介です。

名前の由来はもちろん三角形。BREWは発酵や抽出を意味します。木曽の旅路や日々の暮らしからちょっと寄り道できる、直線から離れた一点になるような。疲れた日に立ち寄る雨宿りの小屋のような。火を囲んで集い企てる秘密基地のような。そんな場所で、文化の発酵を期待して名づけました。

物販だけではどうしてもコミュニケーションが難しいと感じていました。商品を持ち帰って気に入っていただいても、感想をいただけることは稀です。けれど飲み物ならすぐにリアクションが見れて、それだけで通じるものがあるのです。10年ほど前に移住するまで、東京でスナックのようなバーのような飲み屋をやっていたからか、飲み物1杯でできる相互理解の力をすごく信用していました。常連様や世界各国から訪れる観光客からのナイスなリアクションは働く楽しさを感じさせてくれます。

コーヒー豆は、木曽に焙煎所を構える人気珈琲店、ヤマとカワ珈琲店につくってもらったオリジナルブレンドです。落ち着いた方が多い木曽で喜んでもらえるような中深煎りグアテマラをベースに、飲み疲れずにコーヒーを楽しむための中煎りタンザニアをブレンド。ミルクとの相性も良い毎日美味しいブレンドが出来上がりました。

甘酒は全国にファンをもつ木曽の老舗糀店、小池糀店の米糀を使って手作りしています。もともと甘酒が得意でなかった私ですが、ここの糀を使った甘酒は臭みがなくて本当に美味しくて大好きに。海外の方にも楽しんでもらえるように、ペーストにしてミルクと合わせた甘酒ラテをメインでお出ししています。米だけでできるこの甘味と旨味に感動する海外の方に、つたない英語で難しい説明をしています。ファーメンテッドライス。

もうひとつの人気メニューがチャイラテ。カレーやスパイス料理が好きで、昔からチャイもよく作っていましたが、寒い木曽では身体を温められるチャイはとても相性が良くて豊かな香りと甘味でホッとひと息つくのにぴったりです。スタンドという提供時間が大事なスタイルに合わせて自家製チャイシロップをミルクと合わせてお出ししています。ご好評からチャイティーバッグも商品化。おうちでも楽しんでいただいてます。

すべてDIYで設計制作した店内。合板を多用した作り込みすぎない軽やかなデザインも気に入ってますが、なによりオペレーションを邪魔しないコンパクトな設備選定がこだわりです。シンクや製氷機の収まりとかが特に胸熱ですが、地味すぎてこれ以上聞きたくないと思うので割愛します。
お近くの際はぜひお立ち寄りください。こんな小さな場所でカフェができるんだ、って感じて自分でもやりたくなるかもしれませんよ。

(文・井上)
SBS / オリジナルドリップバッグ | en-shouten ONLINE
SBS / オリジナルチャイバッグ | en-shouten ONLINE
小池糀店 / 甘酒 | en-shouten ONLINE
長野県木曽郡木曽町福島8101
TEL : 0264-24-0875
営業日/時間:Instagramを確認
https://en-shouten.com
Instagram : @en_shouten
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