美味しいジャムとパンの朝ごはん

器店主の朝ごはん
2019.10.27

「器の店・沈丁花」岩倉千律子さんvol.4

 

普段の食事の時間を素敵にする作家物の器をメインに扱っております、「器の店・沈丁花」岩倉千律子と申します。とうとう最終週となりました。
今週はパンの朝ごはんの紹介です。

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毎週パンを宅配してもらっています。このパンは最近のお気に入りです。
くるみ、いちじく、シナモン、黒胡椒などが入った固めのしっかりとしたドイツパンです。バターだけももちろんですが、マーマレードが良く合います。
今日はマスカルポーネにブルーベリーとマーマレードをのせました。
ジャムも毎週お願いしている、有機栽培をしているアスナロ農園のジャムです。とくにマーマレードは今まで食べた中で1番のおいしさです。
マーマレードが嫌いだった娘もハマったこのマーマレード、素精糖と夏みかんだけで作られています。ジューシーで酸味と甘みと果物そのものの香りが高く、ストックが無いと落ち着かないほど好きです。

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パンのお皿は柳川謙治さん。
八角の磁器の薄ルリです。釉薬のムラ加減が面白く、この色は食べ物との相性もとても良く、料理が美味しそうに見える色だと思います。
かぼちゃのスープは撮影した日の気温がそこそこ高かったので冷製をスガハラのガラスボウルに。黄色が黒いガラスに映えます。

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紅茶のティーカップ&ソーサーはイギリスのSpode(スポード)社のもの。Spodeはブルーイタリアンシリーズが有名ですね。転写のプロダクトですがオリエンタルな模様と落ち着いた色味が魅力的で、作家ものの和食器との相性もとても良く、気軽に使える点でも本当に良いアイテムです。秋から店頭でも販売をはじめました。
Spodeは1770年創業のイギリスの英国4大名窯の1つでボーンチャイナを生み出しました。昔でいえば画期的なことです。おかげで今、白くて堅牢な茶器で紅茶を楽しむことができていますね。
当店では「ウィンターシーズン」というシリーズを扱います。冬のイギリスの長閑な田舎の風景が描いてあります。これからの季節にぴったりです。

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フルーツをのせた焼締の小皿はKazu Obaさん。塩窯で焼かれた独特の黒がとても素敵なんです。
自然の釉薬がうっすらとかかっており、素地の良さもしっかり感じられるとてもモダンな焼締です。

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八角皿薄ルリ・・・柳川謙治さん
かぼちゃスープのガラスボウル・・・菅原硝子工芸
かわらけ小皿・・・Kazu Obaさん
ティーカップ&ソーサー・・・Spode
ティーポット・・・村上躍さん

全体に秋色を意識しています。
色味は落ち着いていますが、それぞれの釉薬や質感に特徴がありますので一つ一ついろんな感じ方で朝のひとときを楽しんでもらえればと思います。
今回で私の朝ごはん紹介は終了となります。
私がどれだけ器に助けられているかお分りいただけたかと思います(笑)みなさまも好きな様に自由に組み合わせて、食事の時間を楽しんでくださいね。
5回に渡ってお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

以下、お知らせです。
「器の店・沈丁花」初!の企画を下記日程で行います。
多くの作家さんのいろいろな作品が一堂にご覧いただけますので、是非お時間作ってお越しいただけたらと思います。素敵なニュアンスの作品が届くので楽しみになさってください。

 

 

『暖かな贈り物』

2019年11月27日(水)〜12月7日(土)
(期間中の12月1日(日)〜12月3日(火)は休業)
参加作家
⚫︎伊藤叔潔さん/陶器 ⚫︎フじイまさよさん/陶器 ⚫︎Mercury studio(Kazu Oba&Yuka Oba)さん/陶器 
⚫︎柏木千繪さん/ピンクッション ⚫︎サブロウさん/ガラス ⚫︎眞砂眞砂子さん/陶器
⚫︎ortensiaさん/ドライフラワー  ⚫︎滝沢都さん/染織 ⚫︎puka pukaさん/焼き菓子

寒い冬に暖かな贈り物。
頑張った自分に。気のおけない友人に。お世話になったあの方に。


また、近くなりましたらHPとインスタにアップいたしますね。

 

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→その他の『器店主の朝ごはん』はこちらから

器の店・沈丁花

東京都品川区南品川2−3−8
TEL:03-3474-1241
営業時間:11:30~18:00
定休日:日曜・水曜
http://www.jinchoge.jp
Instagram:@jinchoge_0131

 

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