我が家の定番朝ごはん
「リョク」水野あやさんvol.1
本日から4週に渡って、コラムを担当させて頂きます「リョク」の水野あやです。本日からどうぞよろしくお願い致します。
まず第1回目は我が家の定番朝ごはん。トースト、目玉焼き、サラダ、果物をワンプレートの朝食です。
朝起きてすぐは新聞を読んだりテレビのニュースを見たりして、気が付けばあっという間に15分位経過している毎日です。それから慌てて家族の朝ごはんと高校生の息子のお弁当を同時進行で作っていくので、何も考えずにルーティンのように作ることのできる今回のような定番朝ごはんになることがしばしば。もちろん、野菜や果物は冷蔵庫にあるものでとそのあたりは臨機応変にしています。
プラス朝の忙しさには、洗い物を極力少なく、という思いが真っ先に立ってしまうので、メインの大きな平皿に全て収まる形が私の中ではベストなのです。
そんな忙しい朝の強い味方の器が山口の岩国の作家さん、高野(こうの)友美さんの大皿です。この1枚で全てが完了する、朝も夜も出番の多い器です。夜は夜で切り身のお魚と副菜を数種類のせたり、など和洋折衷にとにかく何をのせても絵になるし、収まりが良い器だと思っています。
奥にある木の蓋が付いている器は蓋部分が岡山の加賀雅之さん、陶器の器の部分が同じ岡山の十河隆史さんのコラボ器です。
これにはお酢やオリーブオイル等で即席で作ったドレッシングを入れています。残っても蓋をして冷蔵庫に入れられるので、我が家ではドレッシング専用器となっています。
高野友美さんの大皿はこういったドレッシングや、その他煮物などの少し汁があるものも受け止めてくれるという使い勝手の良さと、大き目のお皿なので、食べ盛りの子供のお腹を満たすのにも十分な量のおかずがのる、ということも出番の多い所以かもしれません。
本当に良く使っているのでアップで写真を撮ると、多少のシミなどもついていますね。白い器の宿命ですが、これも器を育てている実感となり、私には愛着が増す一方だったりもします。
そして、ポットは何年か前に「リョク」で金継ぎ会をした時に直してもらった、こちらも岡山の長島慶明さんのポットです。大容量入るポットなので、お客さんが来た時に出番が多くなるポットです。お茶だけでなく、コーヒーをドリップするときのジャグ的な使い方もしています。
一番使うのが栃木の茨木伸恵さんのカップ。大きいマグと違って、小さめなので継ぎ足し継ぎ足しで温かいものが飲めることが気に入っています。茨木さんのマグは色違いでもう1つ持っているほどサイズ感が私にはドンピシャなのです。
本日使った器のご紹介です。
白の大皿 高野友美さん(リョクでお取り扱いしている作家さん)
蓋付き小鉢 十河隆史さん、加賀雅之さん合作
青のポット 長島慶明さん
白のマグカップ 茨木伸恵さん(リョクでお取り扱いしている作家さん)
箸 林ヒロキさん(リョクでお取り扱いしている作家さん)
真鍮の箸置き 月日工藝さん(リョクでお取り扱いしている作家さん)
アルミのスプーン 藤本里衣子さん
こうしてみると、「リョク」で扱っている器もあれば、そうでないものと入り混じっています。
というのも、「リョク」でお取り扱いがなくても県内で展示会があると足を運んだり、毎年5月には倉敷で「フィールドオブクラフト倉敷」が開催されるので、そちらで買うことも多々。そして知り合いの作家さんも多いので、いいものを見るとついつい増えていきます。これからのコラムでもお取り扱いのある作家さんもそうではない作家さんも出番があると思います。
それに、旅行へ行くことが好きなのもあって、旅先でも下調べをして器屋さんへよく行きます。ただ、お買い物をしたものの作家さんのお名前を憶えていないこと、それにどこで買ったかも覚えていないものも非常に多くて、そんな名もなき器も登場しますが私の日常の一部となった大切な器たちですので、どうか大目に見てくださいね。
来週もどうぞよろしくお願い致します。
岡山県倉敷市田ノ上896-3 1F
TEL:086-431-2227
営業時間:11:00~16:00
定休日: 日、月、火曜
https://www.ryo-ku.com/
Instagrm:@ryoku.kurashiki
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