編集部員のおうちごはんがお店の味に!「西京白みそ」でバター牛乳小麦粉いらずのホワイトソース
この一か月の間に、お家で食事をする機会が増えましたね。編集スタッフも在宅勤務を始めたことにより、今まで中々できていなかった自炊を楽しむようになりました。……ですが、一日3食を毎日作ることの大変さを痛感しています。そこで本日は料理の味が簡単に、とてもおいしく決まる、ある救世主を紹介します。
それがこちら! 「西京白みそ」です。
西京白みそと言えば、京都をイメージされる方が多いのではないでしょうか。その通りで、今から約200年前の江戸時代に、宮中のお料理用で献上したことが西京白みそを製造する株式会社西京味噌のはじまりと言われています。砂糖が貴重だった時代に、甘みが強い西京白みそは正月をはじめとする様々な儀式で重用され、京料理に欠かせない調味料となりました。
兵糧や保存食として重宝されたみそが多い中、ハレの儀式で使用された西京白みそは、甘みや色の美しさ、食材を生かす味わいが求められ発展してきました。今では魚の西京漬けや京都の正月の定番であるお雑煮が有名ですね。
地域ごとに多種多様なみそが使われているので、西京白みそにあまり馴染みがない方も多いかと思います。編集スタッフもそうでした。
しかし西京白みそは、実は料理にコクとうまみを加えてくれる万能調味料なのです! だからこそお家ごはんが、簡単に、ぐんとおいしくなると大評判なのだとか。そんな噂を聞き、在宅勤務中の編集スタッフ3名が早速西京白みそを試してみました。
1. 西京漬チキンのぎゅうぎゅう焼き
(編集スタッフM)
今回登場する3人の中で、一番料理が苦手な編集Mが手渡された商品は「みそ漬け用」として売られている「みそ床」。西京漬が手軽にできるようにすでに味が調整されている西京みそです。ホッ、これなら私にも作れそう……。
西京漬といえば魚の切り身のイメージでしたが、お肉でもおいしくできると聞いて、トライしてみることに。1袋で魚なら4~6切れ、肉なら約500gを漬けられると裏面に書かれていたので、鶏もも肉2枚を買ってきました(600gとちょい多めですが)。
端をカットして、ボウルにムニュムニュと押し出します。最初は、冷蔵庫で保存しやすいようにジップロックコンテナを使おうかと考えましたが、匂いがつくかも? と思って、念のため小さめのガラスボウルを使うことに。
軽く塩をして、水気をふき取った鶏肉を投入。みそで包むように漬けていきます。ちなみに、ガーゼで包んでからみそをつけると、焼くときにみそをぬぐう手間が省けたり、漬かりすぎを防げたりするそうなのですが、このご時世でガーゼは貴重品なので今回は使いませんでした。
ぴったりラップをして冷蔵庫へ!
3日間待つだけで、西京漬が完成! 今回は、SNSでも話題の「ぎゅうぎゅう焼き」を作ってみることに。みそをキッチンペーパーで拭きとって、オーブンシートを敷いたプレートに並べます。鶏肉は水分が抜けて、漬ける前よりキュッと引き締まった感じ。
さらに、ひと口大に切った野菜たちを周りに並べていきます。今回はじゃがいも、たまねぎ、にんじんなどの基本野菜にプラスして、しめじ、ズッキーニ、紫キャベツ、オクラ、ミニトマトなどの色どり野菜を敷き詰めました。
鶏肉以外の部分にオリーブオイル、塩、こしょうをかけたら、いよいよオーブンへ! 200℃で20分、160℃で10分焼いたら……
ジャーン。おいしそうな色に焼きあがりました!(ちょっぴり焦げちゃいましたけど)
ナイフを入れると、西京みその甘いやさしい香りがふわーんと漂って食欲をそそります。
そして、いざ実食。……お、お、おいしい! やわらかいのに、ほどよい弾力がある感じが高級地鶏みたいです。しかも味わいはすごく上品。こんなおいしい鶏肉がおうちで食べられるなんて、西京漬サイコーです。この「みそ床」、リピート買いしちゃいそう。次は豚肉で挑戦してみたいなーと思っています。
2. 西京みそといつものみそを食べ比べ
(編集スタッフK)
今まで市販の西京漬けでしか西京白みそを口にしたことのなかった私。信州みそとの違いを比べたくて鶏そぼろを作ってみました。
今回使ったのは「西京白みそ[デラックス]」と、普段わが家で使っている信州みそ。油と生姜を熱したフライパンで鶏ひき肉を色が変わるまで炒め、合わせておいたみそ、しゅうゆ、砂糖を入れるだけ。とても簡単にごはんのお供ができます。
まずは信州みそをパクリ。うん、おいしい。慣れ親しんだいつもの味です。
一方の西京白みそは……おぉ、全然ちがう! みそのクセが強くなく、ふんわりとやさしい風味でとても食べやすい。個人的に、鶏そぼろは西京白みそに軍配!
次の日は鶏そぼろ丼にアレンジ。いり卵と刻んださやいんげん、仕上げに紅ショウガと七味をちょこっとのっければ、無限に食べられそう! 次は汁ものや和えもの、洋食にも取り入れてみたいと思います。
3. 西京白みその簡単ホワイトソース
(編集スタッフT)
編集Tがお試ししたのは、「西京白みそ[デラックス]」を使ったホワイトソース。なんと、豆乳と西京白みそを2:1の割合で混ぜるだけで完成するという、超お手軽、簡単レシピです! 今回は豆乳を100㎖、みそを50gで用意しました。また、一般的なホワイトソースはバターをたくさん使うので、ヘルシーにできるのも嬉しいポイント。
このホワイトソースで作ってみたかったのが、わが家の定番メニューである鶏肉のクリーム煮。とても簡単なのに、手の込んだ料理に見えるところが気に入っています(笑)。ただ、材料に生クリームを必要とするのが難点。この一品のためだけに買っていて、「生クリームを家にある何かで代用できればなぁ~」と常々思っていました。早速、西京白みそのホワイトソースを使って、鶏肉のクリーム煮を作ってみることに。
フライパンで鶏肉を焼き、脇に玉ねぎとエリンギを加えてさっと炒めます。鶏肉の皮目がこんがり焼けたら、白ワインとしょうゆを加えて、ふたをして弱めの中火で煮ていきます。
5分ほど経ったら、西京白みそのホワイトソースを加えます。火を強めてとろみがつくまで煮詰め、仕上げに黒こしょうをふりかけると……
生クリームを使用せずにクリーム煮ができました! ホワイトソースの材料は植物性の豆乳と西京白みそだけですが、生クリームを使ったときと同じくらいのまろやかさがしっかり出ています。みその風味がほんのり感じられ、いつもよりコクも増していて、とってもおいしいです。
「このホワイトソースは他にも使えそう!」とひらめいたのは、クロックムッシュ。初めて作ってみました~。
先ほどと同じ2:1の分量で、豆乳100㎖と西京白みそ50gを鍋に入れ、火加減はとろ火で混ぜ合わせます。
おおよそ3分後、ぽこぽこと沸騰してきたら、とろっとするまで混ぜ合わせて完成です。かかった時間はわずか5分!
ハムをのせた食パン2枚にホワイトソースを塗り、チーズをのせ2枚を合わせます。そして表面にも同じくホワイトソース、チーズを順にのせて、オーブントースターで焼いて、クロックムッシュの完成です。
気になるお味は……ホワイトソースとチーズが絡み合って、文句なしのおいしさ! 「カフェで出されてもおかしくないのでは!?」と自画自賛してしまうほど本格的な味は、あの簡単につくれる西京白みそのホワイトソースでできるなんて……。自分で調理しておきながらびっくりでした(笑)
和食から洋食まで、いつものお家ごはんの味を1ランクアップしてくれる西京白みそ。美味しいだけではなく、塩分が5%ほどに抑えられているので減塩効果があったり、化学調味料が不使用だったりと、身体にもやさしいのです。
また、みそは日本を代表する発酵食品のひとつ。発酵食品には善玉菌がたくさん含まれているので、腸内環境が整い便秘の解消になることはもちろん、免疫力のアップにも効果的! 今のご時世に積極的に取り入れたいですね。
編集スタッフ3名が心からおすすめしたい西京白みそ、皆さんもぜひお試しください!
西京漬(みそ漬用) https://e-miso.co.jp/products/saikyo_duke.php
西京白みそ[デラックス] https://e-miso.co.jp/products/shiromiso-deluxe-375.php
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