素敵な器を使った朝ごはんコラム、5月担当は「うつわ羊」青山明子さん

初めまして、5月を担当いたします島根県松江市の「うつわ羊（ヨウ）」青山明子と申します。
食いしん坊の器好きが器屋を開店して4年目です。

日本中が新型コロナウィルスと向き合っている中での、朝ごはんのご紹介となりました。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈り申し上げ、現在病と闘っておられる方にお見舞い申し上げます。
1日も早い終息を祈りたいです。

「うつわ羊」は、手作りの小さな森に囲まれた小さな木の家。石敷きの小路を歩いてお出でいただきます。

現在28名の作家の器を置いています。料理がより美しく美味しくなる器、料理を引き立てながらも器自身も美しい器です。

毎日使う器には「生活するという感覚」が大切だと思っています。異次元の世界を表現するのでは無く、生活の為の器を作る方向性を持った作家さんにお願いしています。
又、店内にはキッズルームがあり、小さいお子さんは遊んでお待ちいただけます。

島根県は以前、日本一認知度の低い県として話題になりました。どこからもアクセスが悪く、来づらく出難い場所です。

ですが、だからこそ開発の手が及ばず、手付かずの自然の残る穏やかな美しい場所。

魚介類も美味しく、美しい和菓子のある、茶道の風流が日常に根付いている土地柄です。

私は絶対朝食は欠かしません。ですが、普段の朝食は質素の極み。
でも、「どんな器に盛ろうか、ご飯はどの飯碗で食べようか」と思い巡らすのが毎日の楽しみ、明日を生きる糧です。
島根の美味しい物と器に助けてもらう朝ご飯、見ていただけると嬉しいです。

＜使用した器＞
和菓子と抹茶碗　ともに岸野寛さん（私物）
黒文字菓子切　鳩居堂（私物）

読んでいただき、島根に行ってみたいと思ってくださったらとても嬉しいです。ですが、今はお出でにならないでください、お願いします。 コロナ禍が収まった時、私たち島根県民は皆様を喜んでお迎えいたします。

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