京都編vol.8 鴨川のほど近くに佇む、シンプルで心地良いカフェ「katte(カッテ)」~京都在住ライター・増田知沙さん
地元おしゃれさんが自分の住む街の、とっておきのお店を案内してくれる連載「地元のおしゃれさんが案内する小さな旅」企画。10月京都編も今回で最終回に。 ナビゲーターは、京都を中心に編集・ライターとして活躍、かわいいもの・おしゃれなものにアンテナを張りめぐらせる増田知沙さん。こだわりある京都人をもうならせる、とっておきのショップをご紹介してくれます。紅葉が美しいこれからの京都、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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photo&text:増田知沙
秋は紅葉、春は桜や新緑が美しい鴨川は、京都の街の憩いの場所。その鴨川へと抜ける小さな脇道に、「katte(カッテ)」というシンプルで居心地の良いカフェがあります。河原町丸太町〜荒神口と呼ばれるこの界隈は、雑貨店やうつわのお店、本屋さん、パン屋さんなどが点在する、お買い物が楽しいエリア。散策ついでに鴨川を散歩しようと通りかかった際、ガラス張りのドアの向こうに、シンプルだけど味わい深い空間を見つけて立ち寄ったのがきっかけでした。
カフェを営むのは、山本八重(やまもと・やえ)さん、晶(あき)さんご姉妹。東日本大震災がきっかけで東京から京都へと移住し、2013年にオープン。すっきりと清々しい印象の空間ながら、打ちっ放しのモルタルの壁や古びたブリキのランプ、木目の風合いたっぷりのテーブルや椅子など、温かみのあるしつらえに心が落ち着きます。
京都生まれ、高知県育ちというお二人にゆかりの深い、西日本のおいしい食材で作るパスタやベーグルをはじめ、夜はワインに合う前菜や煮込みなどのメニューも。食事ももちろんおいしいのですが、個人的にお気に入りなのは、ネルドリップで丁寧に淹れられたコーヒーと自家製のデザートです。
こちらは、一保堂茶舗の抹茶をたっぷりと使った「抹茶ババロア」(コーヒーとセットで900円)。濃厚で香り高い抹茶の風味と、ごく控えめな甘さに炊き上げられた岡山産大納言小豆とのハーモニーが絶品。添えられた生クリームとババロアの口どけにもうっとりしてしまいます。他にも、旬のフルーツを使ったタルトやロールケーキなど、季節ごとに登場するデザートが毎回楽しみ。コク深い味わいのコーヒーとの相性も抜群です。
コーヒーのほか、カプチーノやフレーバーラテ、高知産の無農薬ショウガを使った自家製ジンジャーエールなどのドリンクも充実。コーヒーなどのテイクアウトも行っているので、すぐそこの鴨川を散歩しながらいただくのもおすすめです。
前回ご紹介した大人のセレクトショップ「hillside(ヒルサイド)」や、vol,1で登場した雑貨店「kit(キット)」も徒歩圏内。お気に入りを探して歩く、京都旅でのひと休みに、ぜひ訪れてみてください。
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