山形編vol.4 100年続いた洋傘店をリノベーションした空間で味わう深煎りコーヒー「BOTA coffee(ボタコーヒー)」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2023.10.28

全国生産の7割を占めるさくらんぼをはじめ、フルーツ王国として有名な山形。
雄大な自然に加え、タイムスリップしたかのようなレトロな街並みの銀山温泉、クラゲの展示で知られる加茂水族館など魅力的な観光スポットが数多くあります。
今回案内してくれるのは金属工芸の工房とお店「汽水域」を営む太田さん。遠くの友人が遊びに来てくれたらおすすめしたい場所をイメージしてお店をチョイスしていただきました。

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最後にご紹介するのは、山形市の中心部七日町のシネマ通りにあるカフェ「BOTA(ボタ)」さんです。
オーナー自ら焙煎する深煎りのコーヒーがしみじみおいしいお店です。
ボタさんの焙煎所は汽水域と同じQ1の1階にあって、
私たちにっとっては大好きな なじみの場所、なじみの味。

山形旅のちょっと一息というときに是非立ち寄ってほしい場所です。

ボタさんのドアをくぐるその前に!
少し視線を上に動かすと、「洋傘のスズキ」の文字が。
実はこのお店、空き店舗になっていた老舗の傘屋さんをリノベーションして作られた場所なんです。

店内は明るすぎない照明と落ち着いた色味で、ふっと息を付ける雰囲気。
おしゃれだけれど気取り過ぎない、どこか懐かしさを感じる空間に
深煎りコーヒーの香りが漂います。

うちっぱなしの壁をよく見ると、ところどころに文字が書かれた箇所が。
これは以前ここが傘屋さんだったころ、什器等で隠れて見えなくなる場所に
大工さんが壁に直接指示書きをした名残なのだとか。
リノベーションされた建物ならではの風景です。

実はオーナーの佐藤さん、もともと大学では建築を学び、数年間は不動産のお仕事をしていたそう。
寂しくなっていく街の中心部と向き合い、活気づける方法を考えたときに
コーヒーブレイクができる場所を作ろうとして作り上げたのが現在のこの場所なのです。

ボタさんができたことで、
周囲には少しずつ若い世代が作る場所や店が増えていきました。
実は汽水域の旧店舗も、ボタさんの面するシネマ通りにあったんですよ。

メニューをのんびり眺めながら、何を頂くか悩む楽しい時間です。
ランチタイムのスパイスカレーもとってもおいしくてお気に入りなのですが、
今日はカフェメニューをお願いしました。
ちなみにランチタイムは各メニューとも数に限りがありますので、
気になるメニューはお早めに。

お願いしたのはボタオリジナルのボタコーヒーと自家製のキリっと辛いジンジャーエール。
そしてボタといえば!というファンも多い卵の香り豊かなプリンと、
ぎゅっと濃厚なガトーショコラ。

革のコースターにはさりげなくボタのロゴが刻まれています。
珈琲の淹れられた器は益子焼の作家さんから佐藤さんが直接購入した物。
ぽってりとした手触りがコーヒーの温かさをやさしく伝えます。

店内では、自家焙煎のコーヒー豆も販売されていてこちらもおすすめ。
お家で素敵なカフェタイムが過ごせますよ。
レジの近くには看板犬のボタちゃんグッズも!

日によってはお店の2階で地元の作家が展示やポップアップストアを開いていることもあるので、ぜひSNSなどものぞいてみてくださいね。

ボタさんでのんびりコーヒータイムを過ごした後は、
徒歩5分ほどの山形市の名所・文翔館などに繰り出すのもおすすめですよ!
七日町周辺は今、建物の世代交代などが進み
生まれ変わろうとしています。
街の移り変わりを眺める散策の途中には、おいしいコーヒーで休憩を。

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BOTA coffee(ボタコーヒー)

〒990-0042 山形県山形市七日町2-7-18
営業時間 12:00-18:00
定休日 火曜日
https://www.botacoffee.jp/
Instagram:@bota_coffee

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