富山編vol.2 季節の野菜や果物を使った軽食と絶品デザート「Tea Room Alpes(ティールーム アルプ)」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2024.01.13

黒部峡谷や3,000メートル級の山々が連なる立山連峰、ダイナミックな山岳風景が魅力の富山県。日本海に生息する800種類の魚のうち500種類の魚がいるといわれる富山湾は「天然のいけす」と呼ばれ、新鮮で美味しい魚介類が味わえます。
今回の案内役は富山市で生花店を営んでいる「Atelier ANORM(アトリエアノーム)」の西淵吏英さん。富山市内を楽しく歩いて回れる選りすぐりのスポットをご紹介してくださいます。

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こんにちは。「Atelier ANORM」の西淵吏英(にしぶちりえ)です。

お正月も終わり、日常生活のリズムを取り戻した方も、ようやく遅れたお休みを取られる方もいらっしゃるかなと思います。私は年末走り切ったご褒美と自分を労って、年明けはゆっくりとお店を再開しています。

さて、今回はANORMから歩いて5分、富山に来られたらぜひ訪ねてほしいお店「Tea Room Alpes(ティールーム アルプ)」をご紹介します。遠方から旅行でいらした方に「どこかおすすめありますか?」と聞かれたらまずご案内したくなるほどに、本当に大好きなお店です。

 


「Tea Room Alpes」はヴァン・ナチュールを提供する「Wine bar Alpes」のお昼時間に営業している軽食と喫茶のお店。ワインバーの昼の部としてスタートし、いつしか店主である池崎春佳さんの作る美味しい軽食や焼菓子、笑顔と人柄に魅了された人々が足繁く通い、常連さんも初めましての方も温かに包んでくれる「ヒルプ」時間が皆楽しみとなっています。

 


季節の野菜や果物をふんだんに使った軽食、人気のパルフェやケーキは新しいメニューになるたび四季の移ろいを感じられます。この日はバゲットにラ・フランスとブリー・ド・モー(白カビのチーズ)、生ハムが挟まれたカスクートと数種類の野菜と果物のサラダ。手で持ってそのまま食べてくださいと言われて、カウンターでかぶりついちゃいました。


パルフェは栗とチョコレート、カシスの組み合わせ。滑らかなミルクアイスやモンブランクリーム、カカオクランブルにカシスジャムの甘酸っぱさが混ざり合って、深まる晩秋をたっぷりと感じました。(撮影&取材が秋だったので、きっと今頃は美味しい苺の季節でしょうか。)彩りが美しいプレートが目の前にサーブされてくると心が弾み、口に入れると食材の組み合わせに感動し、BGMには春佳さんセレクトの心地よいジャズが流れていて、五感で食事する楽しさや発見がいつもあります。

 

また定番のクッキーやサブレ、パウンドケーキやマフィンなどの焼菓子も10種類近く並んでいます。食後にお土産を選んでいく方も多く、テイクアウトのみで来店することも可能です。

 

食後にいただいたコーヒーは「パドラーズコーヒー」のブレンド。本を読みながら過ごすのは至福の時です。カウンターはお一人でご来店する方が座られることも多く、読書をしている姿をよく見かけます。

 

アルプは富山駅から路面電車で環状線に乗り、大手モール駅で下車して路地を入っていくとアーチを描いた窓と並んだワインボトルが目印。軽食やパルフェは事前予約がおすすめ。またお席の予約は12時のみなので、オープンと同時にお席につきたい方はインスタグラムのDMからご連絡してみてください。(公式インスタグラムのトップに予約についてのご案内が掲載されていますので事前にご確認を!)混雑する日もあるのでゆったりとした気持ちで訪ねてみてください。ちなみに夜のアルプは少し暗がりの店内にかかるレコードと1日の疲れを忘れさせてくれるワイン、〆のプリンも最高ですよ。

 

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「Tea Room Alpes(ティールーム アルプ)」

〒930-0083 富山県富山市総曲輪4丁目7−18
営業時間:12:00-16:00(イートイン)・ 12:30-16:30(テイクアウト)
定休日:日曜・月曜・木曜・臨時休業
Instagram:@tearoom_alpes

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