高岡(富山)編vol.3 上質な音を楽しめる隠れ家的ミュージックバー「monos」「third beat」
富山県の北西部に位置する高岡市は「万葉集」の代表的な歌人大伴家持が風光明媚な景色を数多く歌に詠み、万葉ゆかりの地として有名です。400年余りの歴史を持つ「歴史都市」として歴史や文化が町の様々なところで息づいています。
今回の案内役は以前の連載で富山市の素敵なスポットをご紹介いただきました、生花店を営んでいる「Atelier ANORM(アトリエアノーム)」の西淵吏英さん。歴史都市高岡に是非足を伸ばしてみてくださいね。
良質な⾳とお酒とともに”今⽇もいい⼀⽇だった”と思える時間を過ごしたいなら、繁華街の中にある隠れ家のようなミュージックバー「monos」へ。2024年5⽉にオープンして間もなく、⾳楽・レコード好きの間では上質な⾳が聞けるバーとして評判に。
1980 年代の JBL のスピーカーとマッキントッシュのアンプを組み合わせ、⾳響デザイナーとともに⾳について考え抜いたこだわりの空間になっています。⼊店すると⼤きなスピーカーが天井から吊り下げられているのが⽬を引きます。
「2 つのスピーカーの⾼⾳が出る部分を内側に寄せて(線対称に)配置することで、⾳がまとまり遠くまで届きます。過ごす場所によって⾳の聞こえ⽅も違い、特にこのカウンターの下では⾳を浴びているような感覚になります。このシステムをどう配置するかを基準に店内のレイアウトが決まっていきました」と店主の柴悠太さん。
内装⼯事は県内のリノベーションチーム 「GO archit」に依頼。GO は解体時に出る古材や廃材を再利⽤し、時には既存部分を残して新設部分とミックスし再構築するのが得意。この物件はかつて⼤家さんの住居だったので窓は古い型ガラス、壁には浴室部分のタイルが残っており、解体時に出た廃材で「monos」オリジナルスツールが作られています。
5000 枚を超えるレコードが壁⾯にぎっしりと詰まった景⾊は圧巻です。これは店主の私物…ではなくレコードショップ「third beat」のもの。地元の⾳楽好きなら⼀度は⾏ったことがあるレコードショップで、⻑年続けてきた元店主から引き継ぎ週末のみオープンしています。⾳楽にまつわる古本もセレクトしているので本棚もチェックしてみてください。
DJ でもある悠太さんは時々県内外の DJ とともにパーティも開いています。ゆらゆら楽しみたい⼤⼈たちの遊び場になっています。良いお酒と良い⾳楽の場所に、旅の良い出会いもあるかもしれません。
看板を⾒つけたら階段を上がるとガラス張りの扉で中の様⼦がみえるので、初めての⽅でも気構えずに⼊れると思います。晴れの⽇、⾬の⽇、季節や気温、時間によっても悠太さんの選ぶ⼀枚は違います。あなたが⼊店する時、かかっている曲はなんでしょうか?
是非カウンターで会話を楽しみながら、聞いてみてください。
「monos」
富⼭県⾼岡市末広町 1014-15 2F
営業時間:20:00-2:00(⽕曜⽇〜⼟曜⽇)、13:00-19:00(⽇曜⽇)
定休⽇:⽉曜⽇
Instagram:@bar_monos
「third beat」
富⼭県⾼岡市末広町 1014-15 3F
営業時間:13:00-18:00
定休⽇:⽉曜⽇〜⾦曜⽇
Instagram:@thirdbeat_toyama
MAP:D
日本、〒933-0026 富山県高岡市片原町1145
日本、〒933-0029 富山県高岡市御旅屋町30−1
日本、〒933-0029 富山県高岡市御旅屋町1202
日本、〒933-0023 富山県高岡市末広町1014−15
日本、〒933-0804 富山県高岡市問屋町76
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