石垣島編vol.1 心が安らぐ美味しい珈琲とお菓子が味わえる「Canaan(カナン)」
沖縄県本島から南西へ約410km(那覇空港から飛行機で1時間)に位置する石垣島。沖縄本島、西表島に次ぎ、県内で3番目に大きな島で、1年を通して多くの観光客が訪れます。島の北西部にある川平(かびら)湾は、澄んだブルーの海と白い砂浜、緑豊かな小島が美しく景勝地として有名です。
そんな石垣島で自家焙煎珈琲とお菓子のお店を夫婦で営んでいる白上桃子さんに、ガイドブックには載っていない石垣島の楽しみ方やおすすめのお店を教えていただきました。是非旅の計画を立ててみてくださいね。
こんにちは。石垣島で自家焙煎珈琲とお菓子のお店を夫婦で営んでおります、白上桃子です。
私たちの住んでいる沖縄県石垣島は日本の端にある南の離島です。小さな島ではありますが八重山諸島の商業の中心となっており、多くのお店が並んでいます。また中心地から少し車を走らせれば、豊かな自然があり綺麗な海に囲まれているので、毎年多くの観光客が来られる離島です。
今回はそんな石垣島に旅に来た感覚で、ガイドブックにはなかなか載っていない石垣島の新しい旅の楽しみ方や心からおすすめ出来るお気に入りのお店を、石垣島を拠点に活動されているphotographerのmihoさんの写真と共にご紹介していきたいと思います。
新石垣空港からバスや車で30分程の距離にある中心部エリアの端に、私たちのお店である「Canaan(カナン)」があります。
近くに農協があるのでお買い物のついでに手軽にテイクアウトで立ち寄ってくださる方も多いです。
お店の名前は旧約聖書に出てくる地名で、“約束の地”や“安息の場所”という意味があるので、このお店が来てくださる方にとってのCanaanでありますようにと祈りを込めて命名しました。
コーヒー豆の焙煎と抽出が夫である大樹くんが、ケーキや焼き菓子を作ることは私が担当しております。
まずは店内でほっと一息つきたいですよね。
自家焙煎の珈琲豆は常時だいたい5~6種類のラインナップがあるので、ぜひお好みの豆を選んでいただきたいです。産地を見てもよく分からない、というお客様でもお好きな味をお伺いしてみると「酸味があるほうが好き」、「苦味は苦手」などと教えてくださいます。
おすすめを聞かれることもあるのですが、その人その人に合った一番美味しく感じる味に一番近い豆で飲んでいただきたいと思い、お客様との会話で聞き出すことに重きを置いています。
ケーキはなるべく旬の食材を使用し、南国の石垣島でも四季を感じてもらえたらと思い作っています。私が北海道の出身ということもあり、道産の小麦や材料を使うことも多いです。新作を作ると島に住んでいる方が喜んでくれるのも嬉しいですね。
この日はEthiopia washedの浅煎りのコーヒーと苺とアールグレイのエクレールにしました。コーヒーを飲みながら、旅の計画を確認したり新たに探したりするのも楽しい時間になると思います。
小さなお店ではありますが時折店の奥の客席を畳み、回廊という名のギャラリーを開いております。
そこで取り扱うものは沖縄らしいというよりは私たちが出会って感動した手作りのものばかりです。お客様に新たな沖縄の魅力として知っていただくきっかけになってほしいですし、私たちが作品に出会って生活や心が豊かになったように、お客様にも同じような体験をしていただけたら…、という想いで回廊をつくっています。
また、珈琲豆や焼き菓子、沖縄で作られた黒糖菓子やシロップの販売もしておりますので、ご自宅ではもちろんご宿泊される宿でもぜひ楽しんでいただきたいです。
沖縄県石垣市新栄町10-3
営業時間: 11:00〜18:00
定休日:日・月曜日
https://canaancoffee.thebase.in/
Instagram:@canaan_coffee
MAP:A
日本、〒907-0014 沖縄県石垣市新栄町10−3
日本、〒907-0013 沖縄県石垣市浜崎町2丁目3−8
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