「ロイヤルハワイアンセンター」でおいしいものを食べたいときは?

暮らすように旅する Travel Hawaii
2025.02.25

Aloha、トラベル&料理 編集ライターの赤澤かおりです。今週は、昨年末、久しぶりにハワイに1か月滞在したときのあれこれをお届けしています。今日は、何かと便利でついつい訪れてしまう「ロイヤル ハワイアン センター」でのご飯事情について。

 



ステーキハウス


ハワイでの勢いが衰えることを知らない大人気のステーキハウス「ウルフギャング・ステーキハウス」に、数年ぶりに行ってきました。あいかわらず上質なお肉であることは間違いないのですが、熟成の感じが変わったのか!? 以前より私的には好みの感じ! しかも、なんともちょうどいいジューシーさ(その理由は、専用熟成庫で28日前後ドライエイジングした肉を900℃のオーブンで焼き上げているからなんだろうなと思いつつ)。


お店はロイヤル ハワイアン センターC館の3Fにあります。


シーフードも充実しているので、お肉が苦手な友人と行くときにも、ちょっとあっさり済ませたいときにも助かります。もうひとつ特筆すべきは、ここのロブスターマカロニ&チーズ($19.95)のとろけるおいしさ。これがマカロニチーズ好きの私には欠かせないものでして……。今日はそんなにたくさんは食べられないから、これだけオーダーさせて〜という日もありますが、残念ながらこれはあくまでもサイドメニューなので、単品では頼めないのですよね~。



4人でも食べきれないくらいのボリュームのトマホークステーキ($205.95)。お肉の端にいる牛さんは、焼き具合を記したもの。今回はレアを! 

 




個人的にかなりお気に入りメニューのマグロのステーキ($58.95)。外はカリッと、中はとろけるレア! レモンを搾って。

 




デザートは別腹。絶対いただきます。アップルストュルーデル、キーライムパイ、チーズケーキ、クレームブリュレなど種類豊富。各$12.95。


「ロイヤル ハワイアンセンター」の中というロケーションの便利さもあって、滞在中ランチにディナーにと何度か訪れました。中でもおすすめしたいのは、やっぱりハッピーアワー! 12oz.の骨付き熟成ニューヨークサーロイン、ほうれん草とマッシュポテト、それにニューヨークスタイルチーズケーキのセットが$83.95! なんてメニューもございますよ。タルタルステーキやミニロコモコなどのPUPUS(おつまみ)も充実。ローカルビールも$7! このハッピーアワーには本当に助けられました。みなさん、夕飯はお早めに!!

 


 

飲茶


香港発の飲茶レストラン「ティム・ホー・ワン」が「ロイヤル ハワイアン センター」内でお引っ越しというニュースも。A館の3Fにリニューアルオープンしました。以前のお店は、オープンエア的なシートがあったりして、いい意味でローカルテイストな雰囲気でしたが、新店はシックな内装の素敵なレストランに。


オープン前から長蛇の列! 大人気です。

 

蒸し物、揚げ物、米粉春巻き、お粥、ちまき、野菜、デザートなど、さまざまなメニューが揃っているほか、マンゴーやハワイ産の鮑、カフクシュリンプを使った料理など、ハワイ店限定メニューも楽しめます。


小さな蒸籠や飲茶の器が、大きな蒸籠に入っているようなお茶目な天井のデコレーション。


ここはみんなで集まって、飲茶を囲んでワイワイ食事するのにぴったり。メニューが豊富なので、大勢でいろいろな種類をオーダーするのがおすすめです。とにかくおいしい、しかも思っているほど高くないっていうのもワイキキにおける重要ポイント。


ピリ辛よだれ鶏($15.95)。ピリ辛のタレがおいしくて思わずご飯が欲しくなる〜。

 



ベイクドチャーシュバオ(3個 $8.95)は、香港でミシュランを取った由縁ともいわれる看板メニュー。

 



プリプリのエビが入った香港式海老ワンタンスープ($14.95)、インゲンのにんにく炒め ($13.95)。

 

観光客としては、夜、あまり遠くまで行けないので、特に疲れていて今日は近くで、というときにも助かるお店だなぁとしみじみ。

 



居酒屋


最後にもう一軒ご紹介しますね。「ロイヤル ハワイアン センター」の中ではないですが、すぐ近くにある「ワイキキ食堂」。ここは、若い友人夫妻がよく飲みに行くと言っていたので、私も何度かちょい飲みに。最近話題のおしゃれローカルタウン・カイムキにある人気居酒屋「カイムキ食堂」の系列店だそう。


通り沿いから見るとこんな感じ。暖簾の向こうにある階段を上ってお店へ。

とにかく場所が便利。しかも気軽。仕事が忙しい若い友人夫婦がよく晩御飯に訪れるというのも納得です。食堂という店名ですが、たこわさや枝豆、冷やしトマト、鶏の唐揚げ、ぶり大根など、メニューは完全に居酒屋風です。個人的に気になったまま食べられなかったのは、自家製カニクリームコロッケと明太子もちチーズグラタン。でも、やっぱりちょいと飲むとなると、ポテトやたたききゅうりみたいなものに行きがちなんですよね。


2回ずつおかわりしてしまった、ゆかりフレンチフライ($5)と、たたききゅうり($8)。日本の居酒屋では意外と出てこない、こんなメニューに胸キュン。


居酒屋は居酒屋ですが、やはりハワイならではのエッセンスがきいているのが、ここの面白いところだなと思いました。刺身にシーアスパラガスを合わせたり、ポテトにふりかけがかかっていたりとか。かまぼこのディップっていうメニューも、ローカルのお店ではよく見かけますが、日本ではなかなかないですよね。日系の方々もたくさん暮らすハワイだからこそのミックス感を味わえるのも、こういうお店ならではのお楽しみかもしれません。


ハマチの刺身($14)も脂がのっていておいしかった。シーアスパラガスを合わせているあたりがハワイですな〜。


ちなみに、このお店がある場所は、以前「たこの木」という居酒屋でした(おそらく5〜6年前まであったはず)。相撲好きで日本贔屓のアメリカ人のだんなさんと、日本人の奥さんという友人夫婦が大好きだったお店で、そのふたりと晩ご飯というと、いつもここへ来ていた思い出の場所。そこのテーブルに置いてあった七味唐辛子に、アルファベットで「Nanami Tougarashi」と記されているのを見て大笑いしたのを懐かしく思い出します。数十年前は、ハワイでもよくそういうおもしろい読み間違いの日本語メニューがありましたが……。

他にも店内には日本酒のポスターが貼ってあったりして、ハワイのようでハワイじゃない、日本のようで日本じゃない、一瞬ここはどこ? と思うような感じが好きでした。「ワイキキ食堂」もそんなミックス感を楽しめるお店。ハワイの空気を楽しみたいけれど、晩ご飯は日本ぽいものがいいという方は、ぜひ行ってみてくださいね。

というわけで、「ロイヤル ハワイアン センター」周りにあるたくさんのレストランの中で、今回私が改めて訪れてなるほど納得だった、味よし、コスパよしのお店3軒をお届けいたしました。

 

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Wolfgang’s Steakhouse
2301 Kalakaua Ave., Royal Hawaiian Center C,Level 3, Honolulu
TEL:808-922-3600
営業時間:11:00〜22:30(金、土 〜23:00)、Happy Hour月〜金15:00〜18:00
定休日:無休

 

Tim Ho Wan Waikiki
2201 Kalakaua Ave., Royal Hawaiian Center A,Level 3, Honolulu
TEL:808-888-6088
営業時間:11:00〜21:00
定休日:無休

 

ワイキキ食堂
355 Royal Hawaiian Ave # 201, Honolulu
TEL:808-425-4061
営業時間:17:00~1:00am、Happy Hour17:00~18:30 & 22:30~1:00am
定休日:無休

Profile

赤澤かおり

Kaori Akazawa

料理と旅、暮らしまわりのことを中心に執筆・編集を行う。ハワイ渡航歴150回以上。『THIS IS GUIDE BOOK IN HAWAII』『Travel Hawaii』(ともに主婦と生活社)、『Hawaii note ハワイ手帖』(KADOKAWA)などハワイにまつわる著書多数。近著に『人生にはいつも料理本があった』(筑摩書房)、編著に『いざ、豊島屋』(KADOKAWA)がある。
Instagram「@kaoriakazawa.akalohasunny

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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