金子敦子さんと探す、ニッポンのイイモノ Vol.4 金子さんが東京から通う大阪・枚方の「ルポ・デ・ミディ」(後編)
この連載では、日本のさまざまな産地で職人さんによって丁寧に実直に作られてきた素敵なモノを知ってほしい! 高い品質の伝統生地や工芸品の素晴らしさや作り手のことを、もっと皆さんにお伝えしたい! そんな金子さんの熱い思いを、発売中の『新 大人の普段着<春夏編> 金子敦子さんが愛用しているニッポンのイイモノ』より一部抜粋してお届けします。第4回は金子さんが3時間かけて通うセレクトショップ「ルポ・デ・ミディ」をご紹介しています。
店舗でもオンラインでも買える
「ルポ・デ・ミディ」取り扱いブランドをご紹介!
宝島染工
2001年、大籠千春さんが地元の福岡県三潴郡(みずまぐん)大木町に構えた天然染料に特化した染色工房。インド藍や墨など、天然染めならではのよさと受け継がれてきた技術を生かし、受注商品や自社商品まで手作業で染め上げている。
うなぎの寝床
福岡県南部の筑後地方で200年以上続く綿織物、久留米絣を使って作られるワークパンツ。昔ながらの織機を使っているため手織りに近いやわらかな風合い。無地や縞、チェックなど、50種類以上の生地から選べる。
新見本工場
「産地に行って、服を買う」を体現した尾州産地直営の洋服店。糸から縫製まで産地内で仕上げた既製服やセミオーダー服を手がけ、工場の一角で販売している。メリノウールのカーディガンやTシャツはリピーター多数。
NISHIGUCHI KUTSUSHITA
(ニシグチクツシタ)
奈良県で1950年から靴下づくりを続ける工場から生まれたブランド。「はくひとおもい」をコンセプトに、素材やデザイン、編み方や価格まで、はく人のことを考え、長く愛用できる定番を作り続けている。
HUIS.(ハウス)
静岡県西部で生産される遠州織物を使ったアパレルブランド。細番手の糸を使い、旧式のシャトル織機で織り上げた高密度の生地で、主にユニセックスの服を製作。着心地のよさと美しいシルエットが支持されている。
tamaki niime(タマキニイメ)
播州織に惹かれ兵庫県西脇市に移住したデザイナーの玉木新雌さんが2004年に立ち上げたブランド。旧式の織機で織り上げた、色とりどりのやわらかなショールを中心に“イッテンモノ”のシャツやパンツなどを手がける。
Ippo ippo(イッポイッポ)
2022年に大阪から移住し、滋賀・長浜に工房を構える靴職人、赤尾恵利子さんが営む靴ブランド。セミオーダーでていねいに作る革靴は14ヶ月(2025年4月現在)待ちの人気。
TRIPLE O(トリプル・オゥ)
創業147年の群馬県・桐生の刺しゅうメーカーが長年培った技術を生かして作る糸のアクセサリーブランド。肌にやさしく驚くほど軽いつけ心地が特徴。糸なので金属アレルギーの方も安心。
HARIO Lampwork Factory
(ハリオランプワークファクトリー)
1921年創業の耐熱ガラスメーカー「HARIO」が職人の手仕事技術の継承のために始めたアクセサリーブランド。限りなくピュアな素材「耐熱ガラス」を使い、一点一点手作りしている。
近くに旬の野菜が楽しめるカフェも
木造の平屋をリノベーションして2010年にオープンしたカフェ。落ち着ける空間なので、買い物のあとにランチやお茶に立ち寄るのが楽しみ。
旬の野菜がたっぷりいただけるランチの野菜プレートはほっとするおいしさ。メインが異なるA、B とベジメニューCの3種類。器は「ルポ・デ・ミディ」で一部販売。
草々徒(sousou.)
大阪府枚方市枚方元町1-18
TEL 072-846-2811
https://www.repos-de.com/sousou
photo:黒川ひろみ、岡 利恵子、有馬貴子
text:増田綾子
新 大人の普段着<春夏編>
金子敦子さんが愛用している
ニッポンのイイモノ
大阪府枚方市堤町10-12
TEL:072-843-1525
https://www.repos-de.com
Profile
金子敦子
夫と娘との3人暮らし。60代が楽しくなる着こなしや暮らし方をインスタグラムや書籍で発信し、注目を集めている。『新 大人の普段着<春夏編> 金子敦子さんが愛用しているニッポンのイイモノ』(主婦と生活社)など著書多数。
Instagram:@55akotan
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