フィンランド編vol.6 レトロで懐かしく、のんびりと楽しめる「リンナマキ遊園地」
世界で一番幸せな国とも言われるフィンランドは、国土の約7割が森林で覆われ、自然豊かな美しい国としても知られています。2006年には映画「かもめ食堂」の舞台にもなり、憧れた読者の方も多いのではないでしょうか。「イッタラ」「マリメッコ」「アラビア」など世界中で大人気のブランドも数多く生まれました。
和歌山市の和歌浦で「KORVAPUUSTI(コルバプースティ)」という北欧・フィンランドをコンセプトにしたお店を営んでいる岩城真理さんに、お店の買い付けで訪れるフィンランドの知る人ぞ知るとっておきのスポットをご紹介いただきます。

連載6回目は、ヘルシンキにある1950年に開業されたリンナマキ遊園地についてご紹介します。小学生の娘とフィンランドへ訪れた際に楽しみにしていたスポットでした。ヘルシンキの中心部からトラムで20分ほどで気軽に訪れることができます。

スリル満点のアトラクションも多数ありますが、私たちはあまり得意ではないので、レトロな雰囲気の残るアトラクションや千本引きのようなスタッフと交流できるゲームをのびのびと楽しみました。日本と違って待ち時間がほとんどないのもありがたいです。娘が一番気に入っていたのは、「Pellen Talo」です。カラフルな3階建の家の中に、動く床や階段などの様々な仕掛けや遊びが隠れており、初めて見るアトラクションに目を輝かせていました。

入園は無料で、小さなお子さま向けの観覧車や乗り物など無料のアトラクションも6つほどあり、気軽に楽しめると思います。また、1Dayのパスポート料金は安くはないですが、収益はフィンランド国内の児童福祉活動に活用されているそうです。歩いている途中には年代ごとの遊園地の様子も紹介されており、展示が目新しく感じました。

しかし、スリル満点のアトラクションの中で1つだけ記念に挑戦したのが1951年からあるフィンランド最古の木製ジェットコースター「Vuoristorata」です。立ったままブレーキを操作する屈強な技術者が一番後ろに同乗するスタイルとなっています。手動のブレーキかつ木製ならではの音も相まってスリル満点です。

歴史を感じながら世代を超えて受け継がれていくリンナマキ遊園地にぜひ立ち寄ってみてください。
Tivolikuja 1, 00510 Helsinki
https://www.linnanmaki.fi/en/front-page/
Instagram:@linnanmaki
※冬季は休園
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