フィンランド編vol.7 お土産探しにもピッタリ!世界一にも選ばれたスーパーマーケット
世界で一番幸せな国とも言われるフィンランドは、国土の約7割が森林で覆われ、自然豊かな美しい国としても知られています。2006年には映画「かもめ食堂」の舞台にもなり、憧れた読者の方も多いのではないでしょうか。「イッタラ」「マリメッコ」「アラビア」など世界中で大人気のブランドも数多く生まれました。
和歌山市の和歌浦で「KORVAPUUSTI(コルバプースティ)」という北欧・フィンランドをコンセプトにしたお店を営んでいる岩城真理さんに、お店の買い付けで訪れるフィンランドの知る人ぞ知るとっておきのスポットをご紹介いただきます。
連載第7回目は、海外に訪れた時の楽しみの1つである現地のスーパーマーケットについてです。

今年の夏に訪れたのは、英国のIGDアワードで2019年に世界一に輝いたというスーパーで、ヘルシンキから電車で北に30分の距離に位置するJärvenpää(ヤルヴェンパー)にあるK-Citymarketです。

広い店内には、それぞれのエリアを象徴するようなディスプレイがあり、まるで1つのエンターテイメントを体験しているようなワクワクとした気持ちになります。

その中でも人気なのが日本米を使用したビュッフェ形式のお寿司コーナーです。SUSHIのお店はフィンランドに多いですが、シャリまで美味しいお店はあまりないので、このスーパーのお寿司の美味しさにはびっくりでした。お店の前の通りは、住所を見ていただくと驚きますが「寿司通り」と名付けられています。

店内の様子を一部ご紹介すると、パン職人さんたちが作っている様子が見えるパンコーナー。ディスプレイもインパクトのあるアボガドコーナー。大きなサーモンの切り身が並んでいる鮮魚コーナー。また、お菓子コーナーは、種類が多くパッケージも色鮮やかでデザインにも富んでいます。フィンランドはグミやチョコなどの量り売りがほとんどのスーパーにあります。お菓子だけではなく、野菜や果物などでも量り売りとなっており、それぞれのライフスタイルに合わせた買い物ができ、アパートメントステイなどにもとても便利です。

スーパーごとにも特徴があるので、ぜひ何店舗か立ち寄ってみてください。フィンランドならではの商品としては、今年の夏、キツネのデザインのベリー摘み器を見かけました。櫛状の部分にベリーの実を引っ掛けて取る仕組みになっています。また、パッケージに心踊るトマトも初めてで思わず写真を撮りました。その他にもムーミンのパッケージの絆創膏やお菓子、ドリンクなどの商品もたくさん見かけますので、お土産探しにもぴったりです。
スーパーマーケットの店内を歩くだけで小さな発見がたくさん詰まっています。その国ならではの文化や食、デザインや暮らしまで垣間見れる場所として楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
Sushikuja 1, 04410 Järvenpää
Instagram:@kcmjarvenpaa
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