十和田(青森)編vol.4 バラ焼きもいいけど、豚タンもね。十和田焼き肉探訪

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2026.03.28

青森県十和田市は青く澄んだ湖面が美しい「十和田湖」や国の特別名勝および天然記念物に指定されている「奥入瀬渓流」などの雄大な自然に加え、「アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設」をコンセプトに開館した十和田市現代美術館を中心に、通りにもアートが溶け込み個性溢れる「アートのまち」としても知られています。
編集者の長嶺李砂さんが2024年に十和田市の商店街にオープンした本屋「TSUNDOKU BOOKS」は毎月1日から15日までの月の半分だけオープンするユニークな本屋として注目を浴びています。そんな長嶺さんに徒歩で周れるコースを教えていただきましたので、ゆっくりと街を散策してみてくださいね。
 


photo&text:長嶺李砂

ひとつ前の記事では、「お菓子屋さんが多い街」と紹介しましたが、十和田は本当に地元に愛される個人店が多い街だと思っています。

たとえば、十和田グルメといったら『バラ焼き』。

たっぷりの玉ねぎと牛バラ肉を鉄板で甘辛く炒めながらいただく、白米どろぼうな一品。くったり、かつ、しゃっきりと火を加えた玉ねぎがとにかくおいしいんです。
肉料理というより、これは玉ねぎ料理!

バラ焼きは、焼き肉屋のほか、食堂などでも気軽に食べられるのもうれしいところです。



こういう「ご当地グルメ」と呼ばれる食べものって、「地元の人も本当に食べてるの?」と思うこと、ありませんか? (かくいうわたしがそういうタイプです)

でも、わたし自身、物心ついたころから当たり前のようにバラ焼きを食べてきましたし、いまでも好物のひとつ。最近では、遠方から友人が訪ねてくるたびに一緒に食べ、ひとりでもふらっと立ち寄り、多いときは月2〜3回。


しょうゆや砂糖をベースにした味つけは、決して奇をてらったものではないけれど、「この味、きらいな人っているのかな?」と思うくらい、何度食べても飽きません。ソウルフードと言われれば「異論なし!」という気持ちです。

もちろん、バラ焼きも外せないのではありますが、わたしが十和田グルメでますます推していきたいのが「豚タン」です。

“とんたん” と呼ぶ方もいますが、わたしはずっと“ぶたたん” 派。地元ではごくスタンダードな部位で、家でバーベキューや焼き肉をするときは、スーパーだけでなく、お気に入りの精肉店で買う人も多いんですよ!

今回は、まちなかで気軽に豚タンが楽しめるお店を、個人の焼き肉屋さんを中心にご紹介したいと思います。


■ 大昌園

老舗焼き肉屋さんといえば、こちら!

TSUNDOKU BOOKSからも徒歩数分、ランチとディナーのあいだの時間も休まずに通し営業なのもありがたく、元気を出したい日によくお世話になっています。いつもごちそうさまです。

バラ焼きの名店としても知られ、先ほどの写真も大昌園さんのバラ焼きです。


豚タンはこの分厚さ!

よく焼いてもやわらかく、塩かタレか、毎回悩むのも楽しいところ。ビールがとにかく進みます。

ちなみにわたしは、表面が少しブツブツした部分が大好物。脂がのっていてとてもやわらかいのですが、見た目で敬遠されがちなので、内心ちょっとラッキーと思っています(笑)。一皿に少し入っていることが多いので、抵抗がない方はぜひ!



■ 韓国園

韓国園さんの豚タンは、塩味が絶妙。ときどき、むしょうに食べたくなってしまいます。

黒こしょうがしっかり効いていて、唯一無二の味つけ。レモンサワーとの相性も抜群です。皮のコリコリした食感も含めて「今日は飲むぞ」という日にぴったり!


人気店なので予約は必須。バラ焼きはありませんが、ミノやコブクロなどホルモンもとてもおいしいお店です。何を選んでもおいしい。締めには、少し辛めのテールスープもぜひ。



■ 平成園

平成園さんの豚タンは、やや薄切りタイプ。最初に食べたときはそのやわらかさに本当に驚きました。

下処理で皮を外しているのが最大のポイント。でも、ほかにもなにか秘密が隠されているに違いないと思っています。

 

「焼き肉 ラーメン」と書かれた看板どおり、昔ながらのラーメンも大人気。焼き肉とラーメンを一度に楽しめるのって、なかなかの幸福感です。

席数は少なめですが、おひとりさまも多く、常連さんでいつもにぎわっています。大将とその実のお姉さんでひっそりと営む人気店なので、のんびりその雰囲気ごと味わってくださいね!(平成園さんも、現在はバラ焼きを提供していません)


■ 呑兵衛

最後は焼き肉店ではなく、豚タン(とバラ焼き)が楽しめる居酒屋。呑兵衛さんは、メニューがとっても豊富で、十和田や青森の郷土料理も充実。旬の食材を食べたいときもおすすめです。

鉄板でじゅうじゅうと提供される豚タンは、おつまみにぴったり!


いつも地元の人から観光客までが、ごちゃごちゃっと集まって思い思いにお酒を楽しんでいる雰囲気がまた素晴らしい。豚タン串もあるので、おひとり様にもうれしい。「豚タン、ちょっと食べてみたいな」という方もぜひ、候補にしてみてください。


さて、ここまで豚タンを盛大に推してきましたが、なぜこの地域で昔から親しまれているのか、わたしにとって腑に落ちる答えはまだ見つかっていません。そういえば、ミノ(牛の第一胃)も、どのお店もクオリティが高いんです。このあたりは、今後じっくり調べてみたいところ。

十和田は日曜・月曜休みの店が多いのですが、焼き肉屋さんは意外と営業しているのも推せるポイント。旅の一食に、ぜひ豚タンを。そして、十和田で元気をチャージして帰ってもらえたら、とてもうれしいです。

 

←その他の十和田(青森)編の記事はこちらから

←連載「地元おしゃれさんが 案内する 小さな旅」はこちらから

 

大昌園
青森県十和田市稲生町16-8
TEL:0176-23-4413
営業時間:10:30〜21:00
定休日:水曜日

 

韓国園
青森県十和田市稲生町19-33
TEL:0176-25-2973
営業時間:16:00-22:00
定休日:火曜日

 

平成園
青森県十和田市稲生町14-19
TEL:0176-23-1002
営業時間:17:30-22:00
定休日:月曜日・火曜日 

 

呑兵衛
青森県十和田市稲生町16-14
TEL:0176-22-0497
営業時間:17:00-24:00
定休日:日曜日

 

 MAP:1・2・3・4

日本、〒034-0011 青森県十和田市稲生町14−52

日本、〒034-0011 青森県十和田市稲生町16−19

日本、〒034-0011 青森県十和田市稲生町18−33

日本、〒034-0081 青森県十和田市西十三番町2−18

日本、〒034-0082 青森県十和田市西二番町10−9

日本、〒034-0016 青森県十和田市東十二番町20−25

日本、〒034-0085 青森県十和田市西五番町18−19

日本、〒034-0012 青森県十和田市東一番町7−28

日本、〒034-0092 青森県十和田市西一番町17−6 大竹貸店舗

日本、〒034-0011 青森県十和田市稲生町16−8

日本、〒034-0011 青森県十和田市稲生町19−33

日本、〒034-0011 青森県十和田市稲生町14−19

日本、〒034-0011 青森県十和田市稲生町16−14

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ