ハワイの伝統料理にトライしたいなら「オノ・ハワイアン・フード」

夏休みはもうすぐそこ！ そこで今週はローカルなハワイ、トラディショナルなハワイ、オールドハワイ……そんな大人なハワイについて語らせたら右に出るものはいない！ という赤澤かおりさんと現地在住コーディネーター内野亮さんコンビ渾身のガイド本『THIS IS GUIDE BOOK IN HAWAII』を大特集。ハワイは初めてという人にも、毎年通うリピーターの人にも、おすすめのスポットをご紹介しまーす。

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小野さんのレストランじゃありません。……って、よくみんなが使っている冗談はさておき、ここは僕にとって、ハワイの伝統料理を見直すきっかけをくれた大切なお店です。“ONO”とはハワイ語で“おいしい”という意味。

もうずいぶん前から通ってはいたのですが、当時は正直、全然好きではありませんでした。仕事でハワイ料理を、ということで仕方なく……的な感じ。おいしさが、わからなかったんです。特に、タロイモから作られるポイは苦手で、学生時代に毎朝ポイを食べていたルームメイトの気持ちが、まったくわかりませんでした。

だけどある日、お店のおばちゃんが「カルアポーク（バナナの葉で塩豚を包み、蒸したもの）をポイにディップして食べてみな。ラウラウ（タロイモとティーリーフで肉や魚を包み、蒸したもの）はくずして、ロミサーモンと合わせてご飯にのせて。玉ねぎにはこの大粒のハワイアンソルトやハワイアンホットソースをかけるといいよ」と、ていねいに食べ方を教えてくれたんです。それで食べ方と本当のおいしさを知ることができた僕、今では、I TRULY LOVE HAWAII TRADITIONAL FOODS！　です！

※オーナーさん引退のため、2017年8月で閉店することになったそう。残念！「ぜひ行ってみたい」という方は、今年の夏がラストチャンスですー。

 text：内野亮　photo：加藤新作

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