一棟貸しの古民家で、暮らすように過ごす旅~「只今加藤家」宿泊レポート~
「只今加藤家」での体験がそのまま旅の思い出になる
今では貴重となった純和室で、ゴロリと横になるのもよし(時代劇の主人公の気分も味わえちゃう?!)、大きなキッチンを囲んで料理の腕を競うのもよし、「只今加藤家」では、ここで過ごす時間そのものが楽しい記憶となります。中でも、ぜひおすすめしたいのが「おくどさんでごはん炊き体験」です。
スタッフの方がつきっきりで指導してくれるので初めてでも大丈夫。今回、担当してくださったスタッフのりんさん曰く、「水加減や火加減が多少うまくいかなくても、おくどさんが守ってくれるので、まず失敗はありません」とのこと。お米や薪の用意もしてくださって、宿泊者は無料で体験できます。ただし準備があるので予約時に申し込みをしてくださいね。

(左上)鉄窯に研いだお米を入れて水加減。普段は電気釜の目盛りを頼りにしているので、目分量に不安が募る……。 (右上)点火したら強火で10分。湯気が出始めたらさらに10分間火を保つ。人生で初めて“火吹き竹”を吹きました! (左下)湯気の中にわずかに“こげ”の香りがしてきたら、熾火(おきび)の状態で10分~12分。さらに火からおろして10分蒸らすと…… (右下)ふっくら、つやつやのご飯が炊きあがりました! 鍋肌には“おこげ”もできていて、水加減もバッチリ。私はただ、スタッフの方の言葉通りに動いただけですが(笑)、炊きあがった瞬間は思わずみんなで拍手!
キッチンに戻って夕食の準備にとりかかります。この日は石見銀山生活文化研究所の三浦さんと小森さんが地元の食材で腕をふるってくださいました。お二人とも実に手際がよくて、私は洗い物係に徹しました(笑)。奥のコンロで三浦さんが炒めているのは、なんと自分でしとめたイノシシ肉のソテー!
日本海で揚がったピチピチのお刺身に、ほろっとした白身が美味しい “沖ギス”の塩焼き、地元の魚屋さん「中田商店」が毎朝手作りするという”胡麻豆腐“。シシ肉とネギのソテーは、くさみが全くないことに驚きました。「きちんと血抜きをすればくさみも出ないし、スーパーで買う肉よりもおいしいですよ」とは狩猟免許を持つ三浦さんの言葉。このイノシシ肉は、会社の駐車場にしかけた罠で捕れたものだそうです。イノシシが捕れる駐車場!?……そのときの様子はぜひ、コチラをご覧ください。
島根の海の幸、山の幸を堪能しました~。イノシシ肉は三浦さんのご厚意による特別メニューでしたが、地元の食材については、スタッフの方が近所のお店を紹介してくれるので、町の住民になったつもりでお買い物を楽しむのも一興。簡単に済ませたいという場合には、お庭でするバーベキューや鍋の材料をセットで注文することも可能です。
マイスターの作るドイツパンで朝食
「只今加藤家」に宿泊するうえで、もうひとつ楽しみにしていたのが、「ベッカライ コンディトライ ヒダカ」の焼きたてパンを朝食にいただくこと。ドイツで修行をし、マイスターの資格を取得した日高さんが焼く本格的なドイツパン。そのお店が「只今加藤家」のはす向かいにあり、通常は10:00開店のところ、「加藤家に宿泊しています」と声をかけると特別に8:00頃からパンを購入できちゃうのです(休日を除く)。
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☎0854-89-0022(他郷阿部家・只今加藤家、予約共通)
チェックイン:15:00-17:00
チェックアウト:11:00
*食事なし
*1棟貸し50,000円+お布団代など、お一人2,000円×人数分(宿泊日数により割引あり)
*詳しい宿泊料金、プランは「只今加藤家」HPへ
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